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何かと話題の“パターの握り” 渋野日向子は順手でした…メジャー会場で調査&理由を聞いてみた【記者の目】

何かと話題の“パターの握り” 渋野日向子は順手でした…メジャー会場で調査&理由を聞いてみた【記者の目】

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2019年5月13日 19時51分

【クロウ】
「去年のアクサレディスで外国選手がやっているのを見て、それを父が勧めてきたので」変えたのが松田鈴英。「右手を使わないので、変に力が入らなくなりました。パンチが入るのも防げています」と効果を話す。

昨シーズン末からパットに悩んでいたという冒頭の大里は、クロウに変えたことで、こんな効果を実感。「順手で握るとパターを引くときは良いけど、インパクトに向かうときにビビってしまいフォローが出せなくなっていました。クローにしてそこが改善されました」。グリップもクロウ用のスーパーストロークを使用し、本格的に取り組んでいく。

【アームロック】
今回の決勝進出者のなかでは見かけられなかったが、「5年くらい前からパッティングで手が動かなくなっていた」という大西葵は、これで脱イップスの兆しが見えたという。

大西の兄でキャディ&プロコーチの大西翔太氏が「ヒジまでパターが接地するため、接地面積が大きくなることで安定感が生まれる」などの理由で妹に勧めたようだが、それがハマった形だ。

話を聞いて共通したのは、プロもその時の悩みに応じて、別の握りを試したり、戻したりしているということ。スイングの改造とは違って、気軽に“気分転換”ができる部分とあって、練習場では色々な握りでパターを振る選手も会場ではよく目にする。今度遊び感覚で、まずはクロスハンドでも練習してみようかな。そんな気分になった一日だった。(文・間宮輝憲)

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