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若手のカベになる 優勝姿で申ジエが伝えたい“メッセージ”

若手のカベになる 優勝姿で申ジエが伝えたい“メッセージ”

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2019年4月28日 17時53分

ラウンド途中にも若手の松田鈴英を気遣う申ジエ
ラウンド途中にも若手の松田鈴英を気遣う申ジエ (撮影:佐々木啓)
フジサンケイレディスクラシック 最終日◇28日◇川奈ホテルゴルフコース富士コース(静岡県)◇6376ヤード・パー71>

脅威の後半「29」。国内女子ツアー史上3位タイとなる7打差をひっくり返す大逆転勝利で、出場2試合連続となる今季2勝目を挙げた申ジエ(韓国)。優勝後の会見では、今後のツアーを支える若手選手に“メッセージ”を伝えた。

申ジエの技術は世界一 絶品スイングのキモはここにあり【連続写真】

ひとつスコアを伸ばして迎えた10番パー4。ここで右手前3mのバーディパットを決めると、誰も止められない“無双状態”に突入した。11番で手前3m、12番で左5mの3連続バーディ。13番で8mのパーパットを決めると、再びその後もバーディ街道をひた走った。15番では左エッジから14mを決める、神がかり的なシーンも。14番から17番では4連続でスコアを伸ばし、クラブハウスリーダーとして上位陣を待ち受けた。

「スコアも気にならないくらい集中していました。アテスト(スコア提出)の時にビックリしました」。最終日の強さから、米国ツアー時代に“ファイナルラウンドクイーン”という異名で恐れられた姿を川奈で見せつけた。

最終日はトータルイーブンパー・19位タイからのスタート。「まさか優勝できるとは思っていなかった。7打差を逆転したのは韓国でもアメリカでもありませんでした」と、周囲と同様に自分も驚く結果となった。「こんなにパターが決まることはない。ラインが見えたから、多少グリーンの目がきつくても、しっかり打てば入りました」。首位でホールアウト後も、「試合は終わってなかったので、集中するため静かなところへ行きたかった」と気持ちを切らさず、プレーオフも視野に後続の結果を待った。そして全員がホールアウトを迎えた時、ようやく緊張をといた。

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