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14本を1+12+1に分けて考える フラット目線の宮里美香が選んだ1Wと3W【契約フリーから学ぶクラブ選び】

14本を1+12+1に分けて考える フラット目線の宮里美香が選んだ1Wと3W【契約フリーから学ぶクラブ選び】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2019年3月26日 19時30分

宮里さんは日本ツアー本格参戦初年度ということもあって自分のやり方を探りながらのスタート、という気がクラブからもします。ただ、『M6』のドライバーと『ローグ』のフェアウェイウッドから推測するに、かなり“やさしさ”を求め始めていますね。

もう一つ、彼女の14本を見て感じるのは、ティアップをして2打目をいい環境に持っていくクラブと、地べたからグリーンなり距離を稼ぐなりと打つクラブで分けて考えていること。彼女のセッティングの考え方は1(ドライバー)+12(ウッド、UT、アイアン、ウェッジ)+1(パター)。ドライバーとフェアウェイウッドのモデルを合わせる選手はプロでも多く見られますが、目的が違うっていう前提で揃えられていなければダメ。その辺りを踏まえた組み合わせと言えるでしょう。

例えば、ローグのフェアウェイウッドとTourB XD-Hというユーティリティに共通するのは“つかまりの良さ”。地べたから打つクラブ、とくにユーティリティはバンカーからも打ったりもするので、フェアウェイバンカーからショットをするのはプロゴルファーでもどうしてもつかまりが悪くなるんですね。いろんなところから打てる、つかまりのいいクラブを彼女は探しているな、というのが見て取れます。

ただ、ドライバーの場合は、つかまりが良すぎると、そのつかまりを技術で防ごうとして、逆に右のミスが出たり、あまりにもつかまりが悪いと技術があるから自分でつかまえにいって、結果的に真反対のボールを打っちゃうケースが多いんです。だから、別のモデルを選んでいる。シャフトでコントロールしないとM6のつかまり感とそれ以下のウッドつかまり感はフローしているとは感じないんですよ。だけど、この2つにはティアップと地べたからという大きな違いがあるので、そこで分けているんじゃないかな、と推測します。

彼女がウッド類に求めているのはメーカーに関係なく、“優しくて飛ぶ”クラブ。優しさと飛距離。一見、相反するものかもしれないですが、“いいとこどり”を探っているのが見えてきますね。今のクラブならその要望に応えられるものが見つかるはずです。そこが決まってくれば、アイアンが変わってくる。例えば常にいいところに置けるドライバーが見つかれば、セカンドは短いクラブで打ちたくなる。その時に飛び系アイアンにするのかどうか。宮里選手は上からセッティングを落とし込んでいくタイプといえます。

それができるのも、ショートゲームに関してはアメリカツアーをやってきた経験、引き出しでまとめられるからですよね。使い古されたウェッジがそれを物語っています。いいドライバーとロングホールを攻められるフェアウェイウッドと出会えることができれば、参戦初年度から期待していいと思いますよ。

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