ハワイ出身の23歳エイミー・コガ　得意のガマンで後半戦出場権をほぼ手中に

＜ダイキンオーキッドレディス 最終日◇10日◇琉球ゴルフ倶楽部（沖縄県）◇6514ヤード・パー72＞

昨年プロテストにトップ合格した、ハワイ出身の23歳が早くも後半戦出場に内定のランプを灯した。エイミー・コガ（米国）が「ダイキンオーキッドレディス」で2位タイに入り、872万円を獲得。7月以降の試合への出場をほぼ手中に収めた。

エイミー・コガはデパートでこの笑顔【写真】

6位タイから出たコガは、「風がすごく強いので、特にパー5でフォローの時は確実に2オンさせるか、そうでない場合は思っている以上に手前にレイアップ。中途半端な距離を残さないようにしました。フルショットじゃないとスピンがかからなくてピンを狙えなくなるので」と綿密なマネジメントで、風雨強まる難コンディションでも落ち着いてプレー。多くの選手がスコアを落とす中、2バーディ・1ボギーの「71」。スコアを1つ伸ばし、トータル2アンダーの2位タイに食い込み「初トップ10でうれしいです」と持ち前のスマイルをはじけさせた。

元々スコアが伸びないコースでの戦いが得意だった。「攻めるゴルフではなく、安全というかコンスタントなゴルフをしないといけないところは得意。私はどのコースに行っても1アンダーかイーブンなので（笑）」。ガマン大会にはもってこいだ。

今季の出場資格はQTランキング20位。6月4週に行われる第1回リランキングで上位に入らなければ、7月以降の試合の出場権はなかったが、今回の2位タイで安全圏に。難しいコースだから自分にもチャンスがありそうだと挙げた、小樽カントリー倶楽部（ニトリレディス）や利府ゴルフ倶楽部（ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン）での試合に出られるようになり、初優勝へのチャンスも広がったといえる。