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“ほどきが早い”フェービー・ヤオ ダウンスイングからインパクトまでの技術に注目【辻にぃスイング見聞】

“ほどきが早い”フェービー・ヤオ ダウンスイングからインパクトまでの技術に注目【辻にぃスイング見聞】

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2018年12月18日 16時09分

フェービー・ヤオ、ダウンスイングからインパクトに“肝”がある
フェービー・ヤオ、ダウンスイングからインパクトに“肝”がある (撮影:鈴木祥)
今季優勝した選手のスイングから強さの要因、そしてアマチュアが参考にすべき部分を探る“Playback LPGATour2018”。第4回は、3月の「アクサレディス」で4季ぶりのツアー2勝目を挙げたフェービー・ヤオ(台湾)のスイングを、上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏が解説する。

インパクト時の右腕に注目 フェービー・ヤオのスイング連続写真

ドライビングディスタンス(DD)は233.52ヤードの55位ながら、フェアウェイキープ率(FW)5位で、ショットの正確性を表すトータルドライビング(DD順位とFW順位を合算したランク)は6位となったフェービー。そのスイングを見た辻村氏は、「一番いい点」としてインパクト時の“左肩”と“ヘッド”の位置関係に注目した。

「インパクト時に、左肩とヘッドがほぼ垂直に一直線で結ばれています。顔が左にぶれることなく、しっかりとカベを作れている。そのうえで、ヒジの曲がりを見ても分かるように右腕にはまだ余裕がある。この形がインパクトの時にできていると、ボールは曲がらないですね」

インパクト時に左肩とヘッドがほぼ垂直 “右腕の余裕”にも注目【スイング写真】

フェービーは、ダウンスイングで手元が腰付近まで下りてきた時には、すでにシャフトが地面と平行…、それどころかやや地面側に傾いている“ほどきの早さ”が特徴と指摘した辻村氏。それだけに、「早くほどける(アーリーリリースの)アマチュアの人に参考にしてもらいたいスイング」と話した。

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