「しほさん何回目ですか？」、「12回目よ」そんな会話ということでいいですか？【カメラマンの景色】

毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する【LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ編】。

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宮崎県で開催された本大会をもって、今季の女子ツアーはすべて終了。大会4日間を通じて、もっとも声援を集めたのが、地元出身の大山志保、永峰咲希、宮崎県の日章学園高校出身の香妻琴乃ら、地元勢だった。

3日目はそんな地元の星、大山と永峰のペアリングが実現。熱狂的な応援をバックに活躍する宮崎ペアを撮影していた米山聡明カメラマン。ラウンド中にはこんなシーンが…。

大山志保（以下、大）：さきちゃん、出るの何回目？
永峰咲希（以下、永）：2回目です。しほさんは十何回ですか？
大：12回目かな。
永：優勝もしていますよね。何年でしたっけ？
大：2005年と2013年よ。毎年、宮崎でメジャー、しかも最終戦でしょ。地元民としては絶対に出たいじゃない。
永：そうですよね。家の近くでやっているのに、指をくわえてテレビ観戦じゃ寂しいですよね。
大：そうなのよ。だから毎年これに出ることは、私の目標の1つでもあるの。
永：さすがですね。私もその目標マネしよう。
大：今年は1勝できたから、20代、30代、40代で優勝。できれば50代でも優勝したいのよ。
永：すごーい！あと何年ですか？
大：それはナイショ！それより感心している場合じゃないのよ。これからは宮崎県民としてあなたや、今年は出られなかったけど柏原明日架ちゃんたちが引っ張るのよ。宮崎地元民として！
永：ですよね。しほさんを目標に、これからも精進しなくちゃ。
大：ギャラリーの皆さんもこんなに応援してくれているんだから！
永：はーい。じゃ、そろそろ行きますか？前が空いたみたいです。
大：そうね。じゃ、後半も頑張りましょう！

というのは、あくまでも米山カメラマンの想像の中の会話ということで…。