【写真】大観衆が畑岡奈紗の勝利に沸いた
なぜなら、当時から距離が200ヤード伸びたとはいえ、コースレイアウトはアニカが5連覇を達成したときと同じ05年と同じ18ホールが使用されたからだ。
だが、この“当時と同じ”18ホールの並びが、ギャラリーを困惑させたのである。
瀬田ゴルフコースは東、西、北の計54ホール。その内、今大会が行われた北コースは通常営業の状態ではアウトインがセパレートされているものの、基本的には次のホールが隣接している。だが、今大会のセッティングでは本来の18ホールの並びではない流れで行われたため、ホール間をカートで移動するところも多くなってしまった。
例えば、1番のグリーンのプレーを終えた選手は、いきなり2番ティまでカート移動(通常営業の2番ホールは今大会の12番ホールとして使用。今大会の2番ホールは通常営業の8番ホール)。ギャラリーは徒歩での移動となるため、次のティショットを観戦するためには1番のプレーを見終えることなく早めに移動するか、走ることが求められる。