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2020年東京五輪の“足音”が聞こえた会場 成田美寿々、大山志保が語る日の丸の重み【記者の目】 

2020年東京五輪の“足音”が聞こえた会場 成田美寿々、大山志保が語る日の丸の重み【記者の目】 

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2018年10月15日 19時00分

優勝後に同級生と笑顔で写真におさまった成田美寿々 その胸の内には五輪に対する強い思いが
優勝後に同級生と笑顔で写真におさまった成田美寿々 その胸の内には五輪に対する強い思いが (撮影:上山敬太)
先週の国内女子ツアー「富士通レディース」は、ギャラリーの歓声だけでなく、あと1年半に迫った2020年東京五輪が近づいていることを感じる大会だった。アン・ソンジュ(韓国)との競り合いを制し、今季3勝目を挙げた成田美寿々。歓喜のなか迎えた優勝スピーチは、こんな言葉で締めくくられた。

成田美寿々の優勝に葭葉ルミら同級生がこの笑顔【大会フォトギャラリー】

「東京五輪まで突っ走っていくので、引き続き応援よろしくお願いします!」

10月4〜7日に、韓国で行われた女子の国別対抗戦「ULインターナショナル・クラウン」。この大会で成田は、上原彩子比嘉真美子畑岡奈紗とともに、“日本代表”の一人として世界一の称号をかけて戦った。晴れやかな気持ちで臨んだ大舞台。しかしそこで成田は、「飛距離、球の高さ、スピン量が全然違った。こっちが必死にパーを拾うコースで、簡単にバーディを獲ってくる」と世界トップとの差を痛感した。結局、比嘉と組んだコンビで1勝も挙げることができず、失意の帰国となった。

しかし、それと同時にこんな気持ちを強めたことを、富士通レディースの会場で話した。「あと1年半で、どれくらい上手くなれるかを自問自答していきたい。次に日の丸を背負った時は、恥ずかしいプレーをしないように」。この“次に日の丸を背負う時”とは、当然ながら東京五輪が意識されている。

大会を主催した富士通は、東京五輪・パラリンピックのゴールドパートナーの1つでもある。それもあって、56年ぶりに東京で行われる祭典を盛りあげるため、18番グリーン後方に「東京五輪2020 応援ブース」というものが用意されていた。ブース内をのぞくと、競技用の車いすや義足を体験できるコーナーなどがあり、多くのギャラリーでにぎわいをみせていた。

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