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女子プロの良い参考事例に!勝利を求める行動が「縁」を生む【辻にぃ見聞】

女子プロの良い参考事例に!勝利を求める行動が「縁」を生む【辻にぃ見聞】

所属 ALBA Net編集部
標 英俊 / Hidetoshi Shimegi

配信日時:2018年8月14日 18時42分

「どの業界のプロにも言えることだと思いますが、“今後の方向性が見えない時”が一番キツイ。ですが、ひとつの出会いが大きく状況が変えるケースがあります。自分ひとりでは解決できない部分…本当にあと少しというところで、上にいけない選手は山ほどいますが、彼女は“出会いの運”を引き寄せた。信じるものを見つけ、さらに結果がついてきたことで、今後も継続して活躍できると思う。『63』というスコアが証明しています。

30歳を超えて、年間勝利数も獲得賞金もキャリアハイを更新。いままでの自分ではない感覚になれているのではないか。アルムさんの活躍は多くの女子プロゴルファーの参考事例です。私自身はコーチの立場ですが、選手とコーチの関係は“縁”だと思っています。上手くいくときもそうでないときも、“縁”を大切にできる人が、その先の景色を見ることができるのではないでしょうか」

松田鈴英はシード権当確。早くもルーキーで4人目だが、5人目はあの大型新人か…?

首位に届かなかったものの、最終日に大会を盛り上げたのは、2017年プロテストトップ合格でルーキーイヤーを戦う松田鈴英。「64」を記録し、自己最高の3位フィニッシュで560万を獲得。年間獲得賞金は22,735,800円(22試合出場)となり、初シード当確ランプを灯した。

本格参戦初年度だけに、シーズン序盤は予選落ちの多さに苦しんだが、単独4位の好成績を残した「ニチレイレディス」以降は、7試合連続予選通過と安定した成績。「NEC軽井沢72」終了時のスタッツを見ても、ドライビングディスタンス7位(250.32ヤード)、トータルドライビング16位、パーオン率9位とショット力が際立っている。

「6月のニチレイレディス終了時のこの連載で『5月あたりまではダウンスイングで打ち急いでしまい、上半身が目標方向に突っ込んでいた印象がありましたが、解消されつつあり、インパクトでのボールコンタクトが分厚くなってきた』といいましたが、スタッツを見れば、さらに安定してきたことは明らかです。

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