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2週連続最終日最終組から5位止まり 20歳・竹田麗央が浴びた優勝争いの洗礼

2週連続の最終日最終組に入った竹田麗央は、スコアを落としてフィニッシュした。

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2024年3月17日 17時45分

<Vポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 最終日◇17日◇鹿児島高牧カントリークラブ(鹿児島県)◇6456ヤード・パー72>

2日目に「67」をマークしてプロ初の首位タイに躍り出た竹田麗央。初優勝を狙う20歳は前週の「明治安田レディスヨコハマタイヤゴルフトーナメント」と同じ鈴木愛、小祝さくらと2度目の最終組。悪天候により最終日は9ホールに短縮されたが、1バーディ・2ボギーの「37」と一つ落としてトータル6アンダー・5位タイに終わり、初優勝はおあずけとなった。

体をフルに使った竹田麗央のドライバースイング【写真】

前週は首位の鈴木と6打差の3位からスタートし、「71」と伸ばしきれずに5位。今週は首位タイの横並びと絶好の位置。「先週は(スタート時点で首位の鈴木と)差が開いていましたが、今週は優勝が狙えるところだったので、あまり自分のプレーに集中できなかった」と優勝の二文字が頭にちらついていた。

出だしから不運だった。スタートの10番(パー4)はティショットを少し右に曲げるとフェアウェイバンカーにつかまり、先端部まで転がりアゴのすぐ近く。2打目でグリーンを狙えるクラブを持てずにボギー発進とした。

続く11番(パー4)は優勝争いの洗礼を受けた。ピンはグリーン左サイドに切られ、グリーン左にはガードバンカーが待ち受ける。左に外すと難しい3打目が残る状況だ。第一打でフェアウェイをとらえた竹田は、ピンまで残り121ヤード。ところが2打目はグリーン左のガードバンカーへ。しかもボールは少し沈み、スピンがかかりにくいライ。3打目を寄せられずに、2メートルを沈めてなんとかボギーでしのいだが、痛いミスとなった。「(2打目は)右に逃げたくなかったので、ちょっと最後つかまえてしまった。ああいう緊張した場面だと出るんだなと今回分かったので、次に生かしたいです」と振り返る。

プロになって初めて優勝を意識しながらのスタート。9ホールの短期決戦で序盤からボギーを続けて流れに乗れなかった。通算20勝目を飾った鈴木、9勝の小祝と2週連続で優勝争いを目の前で見て「(鈴木、小祝の)お二人とも技術的にも気持ち的にも強い。今回、勉強になりましたし、それがいい経験になりました」。先輩二人から学ぶものが多かったという。

竹田は、櫻井心那、神谷そら、尾関彩美悠、川崎春花とすでに4人のツアー優勝者を出している2003年度生まれのいわゆる“ダイヤモンド世代”。今大会のドライビングディスタンスは1位(263.667ヤード)とツアー屈指の飛距離が武器。「早く勝ちたい気持ちはずっと変わらない」と初優勝を見つめる竹田は、この経験を肥やしに強くなる。(文・小高拓)

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