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小学6年生・福井誠ノ介の“ずば抜けた”コミュニケーション能力 父・誠之さん「ゴルフは天職」

最年少出場を果たした小学6年生の福井誠ノ介。インタビューの受け答えが上手いのはなぜ?

所属 ALBA Net編集部
神吉孝昌 / Takamasa Kanki

配信日時:2024年10月4日 18時59分

小学6年生の福井誠ノ介 雨のなか頑張りました
小学6年生の福井誠ノ介 雨のなか頑張りました (撮影:福田文平)

<ACNチャンピオンシップ 2日目◇4日◇三木ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6993ヤード・パー71>

トーナメント史上最年少出場(初日で12歳67日)を果たしたアマチュアの福井誠ノ介(愛知・東郷町立兵庫小6年)。第2ラウンドは、1バーディ・3ボギー・2ダブルボギーの「77」。トータル19オーバー・暫定108位と予選落ち濃厚だが、レギュラーツアーで初バーディを獲得するなど、思い出に残る一日になった。

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その初バーディは、ハーフターン後の2番パー4だった。セカンドショットが残り185ヤードと距離が残り、選択したのは5番ウッド。振り抜いた球は奇麗にフェードがかかり、ピンそば2.5メートルに。真ん中からしっかりと沈めて記念すべきバーディを奪った。

「この2日間で初めてのバーディだったので、色んな感情があったのですけど、一番最初に思ったのは『うれしい』でした」。ギャラリーからも多くの声援をもらい、迎えた歓喜の瞬間だった。

12歳の若さでレギュラーツアーという“大舞台”を経験した。「めちゃくちゃ楽しかったので、また次回とかチャンスがあれば出たいなと思います」。

水曜日から連日、10人ほどの報道陣に囲まれ取材に応じ続けた。いつも質問に“ハキハキ”と受け答えをして、12歳の子供とは思えない立ち振る舞い、コミュニケーション能力だった。その秘密はどこにあるのか。父・誠之(まさゆき)さんに聞いてみた。

「3歳の頃、ゴルフに興味を持ったのですけど、そこからゴルフ中継だったり、ゴルフ番組をずっと見ている子なんです」。父親とともに練習場へいくと、「これ優勝パットね。終わったらインタビューしてね」と、ペットボトルをマイク代わりにインタビューの練習をするなど、日頃からの“予行演習”は効果テキメンのようだ。

試合後もパターの練習場でたくさんのプロたちと話し、楽しくコミュニケーションをとる福井少年。誠之さんは、「いろんな人と話すことがとにかく好きですね。ゴルフはプロアマだったり、いろんな人とコミュニケーションをとらないといけない特殊なスポーツ。親バカじゃないけど、将来プロゴルファーになってくれたら“天職”なんじゃないですかね」。12歳の逸材が再びツアーでプレーするときが待ち遠しい。(文・神吉孝昌)

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