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パターが完全復調した佐藤太平が「67」で快走! 暫定首位で2日目をホールアウト

国内男子ツアーの新規大会「ハナ銀行インビテーショナル」は第2ラウンドが進行している。初日首位タイ発進の佐藤太平が「67」で快走。暫定首位でのホールアウトとなった。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年6月16日 15時08分

<ハナ銀行インビテーショナル 2日目◇16日◇千葉夷隅ゴルフクラブ(千葉県)◇7636ヤード・パー73>

2日目のプレーが進行する中、初日を7アンダーの首位タイとしていた佐藤太平が、天候が回復した2日目も快進撃をみせた。1番からスタートすると、3番、5番(ともにパー4)では1ピンの距離を難なく沈めてバーディ。

その後は9番パー5までパーを重ね、勢いは止まったかと思われたが、後半へ折り返すと、11番パー3、12番パー5で連続バーディ。さらに14番、17番も獲ってこの日6バーディ・ノーボギーの完璧なプレーで2日目を終えた。

佐藤がホールアウトをした時点で、2位に6打差をつけていたが「実感はないですね。1日1日自分のゴルフができればな、と思っています」といたって冷静な佐藤。

「昨日もあれだけスコアがでた(7アンダー)ので、今日こんなスコアがでるなんて思ってなかったですし、いい2日間です」と、連日のビッグスコアにも気持ちの浮き沈みはない。

いいスコアがでた翌日は、往々にしてスコアが伸び悩むことがあるが「ストップするイメージはあるんですけどね。まぁ、とりあえずひとつでも伸ばせれば、と思って今日スタートしたので、よかったです」と、自身のプレー内容に納得の表情をみせる。

2日続けての好スコアの要因に上げたのは、初日と同様パッティング。「やっぱりパターですかね。チャンスについてしっかり入ってくれるから、流れも悪くなることなくいいゴルフができています」と佐藤。

ただ長いパットを入れたのは5メートル程度の距離が1回だけ。あとは2~3メートルの、いわゆる入れ頃外し頃のパットをきっちり沈めたもの。本人が「ショットはいつも通り」というが、バーディチャンスにつけたパットを確実にものにできた結果だ。

それでも「昨日ほど何も考えずに打てるっていうのは今日はなかった」というように、2日目は、グリーン上で若干考える時間が増えた。「読みにくいラインについた感じ」と話した佐藤だが、気にする様子はない。

ツアーでのベストフィニッシュは「ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント」での2位タイがあるが、まだ優勝はない。たくわえた口ヒゲのせいか、精悍なイメージを増した佐藤だが、周りからの評判は「賛否両論です。奥さんからは評判悪い」そうだ。

これだけのスコアがでていても、「今週すごく調子がいいっていうわけじゃない」と口にする佐藤。13アンダーにも慢心はない。このまま決勝ラウンドの2日間も伸ばし、独走体制、初優勝となるのか? ハイスコアの試合展開から目が離せない。

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