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大会2勝の石川遼が難コース・富士桜を警戒「日本OPよりラフが長い」

大会通算2勝の石川遼が、思い出の富士桜に挑む。

所属 ALBA Net編集部
神吉孝昌 / Takamasa Kanki

配信日時:2024年8月28日 16時32分

<フジサンケイクラシック 事前情報◇28日◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7424ヤード・パー70>

昨年、アウトとインの入れ替えや、パー71から70に変更されるなど改造が行われた富士桜CC。昨年大会を制した金谷拓実の4日間合計スコアはトータル8アンダーだった。昨年の国内男子ツアーで優勝スコアが一ケタだったのは、この大会と「日本オープン」のみ。ハードなコースコンディションで行われた。

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富士桜に会場が移ってから、唯一の連覇(2009、10年)を達成したのが石川遼だ。この日はプロアマ戦に参加し、今年の富士桜の感触を確かめた。「やっぱりラフが深いですね。一年を通してもこれだけ深いラフの大会はないんじゃないかな。日本オープンでももう少し短いイメージですし、長さで言ったらこのコースが一番ですね」と警戒を強める。

「年を追うごとに難しくなっている。時代に合わせて、長くしたり、難しくしたり、どんどんやってくださるので。選手の技術のレベル上がってきているなかで、それをコースがさらに上回ってくる。選手とコースの戦いというのをすごく感じます」

そのなかで石川がポイントに挙げるのは、12番パー4。グリーンが大きく改修され、2段グリーンになった。「セカンドは6番アイアンとか7番アイアンとか、奥のピンだと5番アイアンになるかもしれない。でも今年はグリーンが柔らかくてあんまり転がらないから、上につけていれば下の段まではいかないかなと思う」と見通しを立てた。

6月の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」でツアー19勝目を挙げて以降、4試合に出場して予選突破は2回。先週も56位タイに終わった。「状態はそんなに悪くない。だいぶ良くなってきている。あとは本当にちょっとした細かい部分かな。ゲーム運びがこれからかなり大事になると思っています」。富士桜3勝目、そしてツアー20勝目に向けて、思い出の地で挽回を期す。(文・神吉孝昌)

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