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どちらもぶっちぎり! 河本力は2季連続2度目の『ドラディス賞』、稲森佑貴は8季連続8度目の『FWキープ率賞』を受賞

4日、ANAインターコンチネンタルホテル東京にて「JAPAN GOLF AWARD 2023」が開催された。

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2023年12月4日 18時30分

稲森佑貴(左)と河本力(右)両者とも自身がもつ記録を更新しての連続受賞
稲森佑貴(左)と河本力(右)両者とも自身がもつ記録を更新しての連続受賞 (撮影:鈴木祥)

初受賞者が並んだジャパンゴルフツアー表彰式「JAPAN GOLF AWARD 2023」で、この2人だけは再び“定位置”についた。2季連続で『ドライビングディスタンス賞』を獲得した河本力と、8季連続で『フェアウェイキープ率賞』を受賞した稲森佑貴だ。

普段見れない選手のスーツ姿【写真】

河本は22年シーズンに自身が作った「315.74ヤード」のツアー記録を「322.58ヤード」に更新。2位の杉原大河(312.99ヤード)に10ヤード近くの大差をつけた。「自分の一番の魅力というか武器だと思うので、ずっと獲り続けられたらうれしいです」と授賞式でコメントした。

ルーキーシーズンの昨年は初優勝を含む2勝を挙げて賞金ランキング9位につけたが、今年は未勝利に終わり賞金ランキングは44位。ドラディスのタイトルを2年連続で獲得したものの、悔しさの残る一年となった。来季の目標について問われると、「この賞ももちろんいただきたいですし、今年は優勝できなかったので、来シーズンはちゃんと優勝して、みなさんの期待に応えたい」と、飛躍を期する。

そして、もはや稲森の指定席となった『フェアウェイキープ率賞』のタイトル。ここ8シーズンは稲森以外の名前はない。自身が持つ「78.66%」という昨年のツアー記録を、「79.269%」に更新。2位は勝亦悠斗の「69.136%」だったため、いかに稲森の記録が異次元かがわかる。元祖日本一曲がらない男、井戸木鴻樹から課された“80%超え”の偉業は果たせなかったものの、稲森なら不可能ではなさそうだ。

「ここまできたら誰にも渡したくない。ある意味、僕の存在意義の1つでもあるんじゃないかと思うので、このままいけるところまでいきたいと思います」と、まだまだ記録更新を狙う。そして、昨年も言ったセリフを今年も繰り返す。「いずれはフェアウェイキープ率賞から“稲森賞”に変えたいです(笑)」。日本一曲げない男は殿堂入りを目指す。

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