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石川遼の感覚恐るべし… グリーンスピードをほぼ“ピタリ賞”「3分の1フィート速い」

石川遼が感じたグリーンスピードの数値が、まさかの“ピタリ賞”?

所属 ALBA Net編集部
齊藤 啓介 / Keisuke Saito

配信日時:2025年4月26日 17時32分

石川遼は「68」で回り19位タイで最終日へ
石川遼は「68」で回り19位タイで最終日へ (撮影:福田文平)

<前澤杯 3日目◇26日◇MZ GOLF CLUB(千葉県)◇6652ヤード・パー70>

距離が短く、激しいスコア争いになると予想された今大会。しかし、3日目は思ったほどスコアが伸びず、この日のベストスコアは「64」にとどまった。その中で石川遼は「68」と2つスコアを伸ばし、首位と5打差の19位で最終日を迎える。

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初日から60台前半をマークする選手が何人か現れたものの、この日は全体的に伸び悩んだ印象だった。加えて、“回る”ような強風も吹き、コンディションも一筋縄ではいかなかった。そんな中、石川は「グリーンが速くなっている」という見解を示した。

「初日から明らかに速くなっている」。プロアマで7日間回り、試合でも3ラウンドをこなしており、コースは熟知している。それだけに、グリーンの変化には敏感になっている。「1フィートまでは変わっていないけど、3分の1フィートくらいは速くなっている」ときっぱり。ただ、「同じだったら恥ずかしいです笑」と、冗談まじりに“保険”をかけた。

取材後に実際のスティンプを確認してみると、2日目は11.25フィート、3日目は11.66フィート。約0.4フィート速くなっており、石川の感覚はまさに的中。この結果を伝えられると「やっぱり」と満面の笑みを浮かべた。プロの研ぎ澄まされた感覚の凄さを改めて認識した瞬間でもあった。

スコアが伸び悩んだとはいえ、依然としてビッグゲームを演出する舞台には変わりない。石川も逆転を狙うため、ビッグスコアが必要だと認識している。「必ず1人か2人は大きくスコアを伸ばしてくる選手がいると思うので、その1人になれるように最善を尽くします」と力を込めた。(文・齊藤啓介)

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