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片山晋呉が約2カ月ぶりの“実戦復帰” 自粛期間中は「忙しい日々で…」

片山晋呉が約2カ月ぶりの“実戦復帰” 自粛期間中は「忙しい日々で…」

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2018年7月29日 17時28分

片山晋呉が仙台で“実戦復帰” 1アンダーの好発進を見せた
片山晋呉が仙台で“実戦復帰” 1アンダーの好発進を見せた (撮影:ALBA)
<杜の都仙台チャリティプロアマトーナメント 初日◇29日◇杜の都ゴルフ倶楽部(7,233ヤード・パー72)>

29日(日)に宮城県・杜の都GCで「杜の都仙台チャリティプロアマトーナメント」初日が開催された。ここで5月に行われた「日本ツアー選手権森ビルカップ」のプロアマ戦で招待客に不愉快と感じさせる対応をし、トーナメント出場自粛をしていた片山晋呉が“実戦復帰”。日本ゴルフツアー機構(JGTO)管轄外のチャリティーイベントではあるものの、約2カ月ぶりに公でのプレーとなった。

【写真】片山晋呉“復帰戦” 初日の特選フォトギャラリー

灰色の雲が空を覆い、スタート後は一時強い雨にも見舞われた宮城県黒川郡大和町。ツアー通算31勝の永久シード保持者は自粛からの復帰の場所として、この地を選んだ。「久々でワクワクした」という気持ちで臨んだ試合は、石川遼らと一緒にラウンド。「(自粛期間中は)やることが多くて、練習はほとんどできなかった」という片山は、「一区切りついて、10日前位から本格的にクラブを握った」という“突貫工事”で3バーディ・2ボギーというスコアを残した。「アンダーパーで回れたのは十分」。これが率直な感想だと話した。

5月30日に行われた日本ツアー選手権のプロアマ戦で、招待客が片山の態度に業を煮やしラウンドを中止。これが男子ツアーを揺るがす一大騒動となった。JGTOの準則に違反することなどから、制裁金30万円に加え、厳重注意処分をくだされ、6月15日にはトーナメント出場の自粛を発表。そんななか、今大会での復帰を決めたのは「いつ出ようかというのはずっと考えていた。(プロアマ問題での事後調査などが終わり)タイミングが合った」というのが理由だと明かす。

「何も考えられないほど、忙しい日々だった」。騒動発覚から、6月27日に行われた記者会見。そしてこの日まで考えていたことについて問われると、片山はこう答えた。関係各方面への事情説明などに追われ、「20年以上の現役生活で、丸々2カ月ゴルフをしていないのはケガ以外では初めて」という日々のなかで、「スーツ、ネクタイの生活をしていてゴルフの感覚がなくなる」という思いを抱いていたと口にした。

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