「ダンロップ・スリクソン福島オープン」3日目で、石川遼劇場が開演した!トップと5打差のトータル4アンダー・21位タイから出た石川が、10バーディ・ノーボギーの「62」とビッグスコアをマーク。トータル14アンダーまで伸ばし、山岡成稔と並ぶトップタイでラウンドを終えた。
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最終18番ホール。2オンに成功した石川が、ピン右4mの位置からイーグルパットを放つ。カップの手前でフックし、わずかに外れたことを確認すると思わず天を仰いだが、その後楽々バーディ。トーナメントリーダーとして、クラブハウスに帰ってきた。
「うまくいった、ハマった、今日はそういうゴルフ。スコア以上(伸ばした)感じがしています。充実していました」
石川は、3日目のラウンドをこう表現した。出だしの1番で4mのバーディパットを決めると、4番、8番でもスコアを伸ばし前半を折り返した。そして、そこからは、まさに圧巻のプレーが続く。10番で9mのバーディパットをねじ込むと、そこから5連続バーディ。16番パー4ではティショットが左ラフ、さらにセカンドは右ラフへと行ったが、12ヤードを残した3打目をチップイン。そして、18番で大会コースレコードを更新する「10アンダー」を記録。ムービングデーという言葉を体現したような18ホールに幕を引いた。