ちなみにその時、レポーターを務めたのが高山が憧れる田中秀道だった。
1995年に「フィリップモリスKKチャンピオンシップ(現マイナビABCチャンピオンシップ)」で優勝した田中の姿を見てプロの道を志したということもあって、「田中さんが外でレポーターをやっているのに、自分が中で解説をしているのが申し訳なかったです…」と恐縮の表情も見せていた。
「せっかくここまで来たのに帰るわけにはいかない」と4日間を戦い抜く決意を示した高山だが、「体のことばかりで、ゴルフのこと何も聞かれてないな」とつぶやきながら、報道陣の前を去っていった。(文・間宮輝憲)