5アンダー・9位タイからスタートした石川遼は、4バーディ・5ボギーの「73」と1つスコアを落としたが、トータル4アンダー・21位タイで3戦ぶりとなる予選通過を果たした。
【写真】グリーン上で険しい表情を見せる石川遼
これまでショットの不振に苦しめられていた石川だが、この日のラウンドでは球筋など、その内容に及第点を与えた。「15、16、18番でドライバーが左に行ってしまったけど、今までのような変なミスではなかった。最初から左に出てしまっただけで、しっかりと真っ直ぐ飛んでいた」と、これまでのように“曲がる”という症状ではないことを強調。ただ、「途中までは、しっかりと修正しながらやっていたけど、最後にそれができなかったのが、今の自分の状態なのかなと」と口にしたが、「(今後の)参考になる。よかった」と悲観する様子はみせなかった。
初日に続くボギー発進。しかし、バーディで帳消しにしながらラウンドを続けた。17番でボギーが1つ先行し、そのままホールアウトとなったが、予選通過確実となるトータル4アンダーという位置で予選ラウンドを終えられたこともあり、表情は明るかった。
だが、もちろん反省も口にする。この日、スコアを取りこぼす要因となったのはショットよりもパット。 「読みが左へ、左へと外れていた。そのイメージが出にくいなかで、フックラインに多くついたので、決めきれなかった」と、 わずかな狂いが生じたグリーン上の戦いを悔やんだ。