ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

「狙いを定めてしっかり振り抜く」でFWキープ100%  日本一曲げない稲森佑貴がメジャー3勝目にジワジワ

メジャーで難セッティングとなれば、日本一曲げない男が力を発揮する。

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2023年7月30日 09時39分

稲森佑貴が3日目にエファウェイキープ率100%で浮上
稲森佑貴が3日目にエファウェイキープ率100%で浮上 (撮影:藤井孝太郎)

<日本プロゴルフ選手権 3日目◇29日◇恵庭カントリー倶楽部(北海道)◇7441ヤード・パー72>

日本一曲げない男が“100%”で上位戦線に浮上した。11位タイから出た稲森佑貴は、5バーディ・2ボギーの「69」で回り、首位と5打差のトータル5アンダー・6位タイで最終日を迎える。この日は「気がついたらフェアウェイキープ率100パーセントでした」と持ち味を活かしてスコアを伸ばした。

日本一曲がらない男 稲森佑貴のドライバースイング【連続写真】

「厳しい戦いです。ティショットが難しい」。フェアウェイは左右に傾斜をしているところが多く、深いラフが待ち受ける。「ラフの威圧感がスゴイから、それで余計に狭く感じる」と7季連続フェアウェイキープ率1位の稲森もティショットの難しさを感じている。

そうはいっても日本一曲げない男は定位置にいる。「狙いをしっかり定めて、あとはしっかり振り抜く」とほとんどのホールでドライバーを握り、第3ラウンドはすべてフェアウェイをとらえた。大会3日間のフェアウェイキープ率は78.571%で堂々の1位。2位の岩田大河は61.905%だから他の選手と比べても大きなアドバンテージを取っている。

パーオン率も1位で79.630%とグリーンをとらえることに成功しているが、「パッティングがイマイチでした」とここまでスコアが伸び悩んだ。

3日目の12番パー5のバーディパットをど真ん中から沈めたことで気づきがあった。「最近、ハンドアップに構えて打っていたのですが、どうしても左サイドが浮いていました。昔のように手元を低くしてワキを締める意識で打ったら良くなりました。方向性もタッチも合ってきた」。17番、18番とも1メートル前後の距離だが曲がるラインで「タッチが合わないと入らない」難度の高いパットも沈めて連続バーディで浮上した。

通算4勝のうち2勝は「日本オープン」、1勝は難セッティングで知られる「中日クラウンズ」だ。正確性の高いショットを武器に難しいコースで強さが光る。「まずはボギーを叩かないこと。フェアウェイに打ってグリーンに乗せれば大きな“被害”にはならない。強敵だらけですが自分なりにがんばります。無意識でFWキープ率100%を目指します」。首位と5打差と差は小さくないが、日本タイトル3勝目はパット次第になりそうだ。(文・小高拓)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

JGTOツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト