＜三菱ダイヤモンドカップゴルフ　初日＞◇28日◇大洗ゴルフ倶楽部(7,190ヤード・パー72)

　3週間のオープンウィークをはさみ国内男子ツアー「三菱ダイヤモンドカップゴルフ」が茨城県の名門大洗ゴルフ倶楽部で開幕した。

遼、魅せた神業イーグル！110ヤード直接カップイン

　初日を終えて広田悟、金庚泰(キム・キョンテー/韓国)が6アンダーで首位、2打差の3位タイに芹澤信雄、横尾要、ディフェンディングチャンピオンのプラヤド・マークセン(タイ)がつけた。石川遼は3番でのスーパーイーグルなどでスコアを伸ばし2アンダー15位タイ、石川と同組でまわった片山晋呉は1アンダーで谷口徹らと並び21位タイとなっている。

　最終ホールでボギーを叩いたものの、5バーディ・1ボギーの68と素晴らしいゴルフを見せた芹澤は「すべてが良かった。フェアウェイ外したのも3回だけだし。パットも決まってかみ合ってましたね」と好スタートに満足の様子。07年には左肩の手術を行い思うようにプレーできない辛い時期を過ごしたが、今は体に不安もなくゴルフも好調。「10歳は若くなったんじゃない？」と笑顔をのぞかせた。

　自身がテレビ解説を務めた米国メジャー第1戦「マスターズ」にも刺激をうけた。「晋呉が頑張ってるのをみて勉強になった。日本人でもグリーンジャケットを着られるんじゃないかと思った」今年で50歳を迎えるため、シニアツアーに向け調整をしてきたが、「推薦をもらってツアーで戦って、チャンピオンズツアーに行ってみようかな」と新たな目標に向けてテンションも上がっている。「自分のゴルフが出来るようになって、嬉しいし楽しい」難コースを相手に好スタートを切った夢追う49歳のプレーから目が離せなくなりそうだ。