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賞金王へ大前進Vの比嘉一貴は不動の14本 アイアンとウェッジでシャフトの種類が違うのはなぜ?【勝者のギア】

賞金王へ大前進Vの比嘉一貴は不動の14本 アイアンとウェッジでシャフトの種類が違うのはなぜ?【勝者のギア】

所属 ALBA Net編集部
長岡 幹朗 / Mikoro Nagaoka

配信日時:2022年11月22日 14時00分

不動の14本で今季4勝目を挙げた比嘉一貴(撮影:米山聡明、ALBA)
不動の14本で今季4勝目を挙げた比嘉一貴(撮影:米山聡明、ALBA)
ダンロップフェニックス 最終日◇20日◇フェニックスカントリークラブ(宮崎県)◇7042ヤード・パー71>

単独首位で出た比嘉一貴が1イーグル・5バーディの「64」をマーク。トーナメントレコードタイとなるトータル21アンダーで逃げ切り、今季4勝目、ツアー通算6勝目を果たした。優勝賞金4000万円を加算し、今季の獲得額は1億8000万円弱でランキング1位を盤石なものとしている。今週にも賞金王・比嘉が誕生する可能性がある。

比嘉の入るパッティングの陰にはこのライン【写真】

4日間で21アンダーを出せた勝因について比嘉はこう振り返る。「ティショットが良くなかったので、ずっと低い球を打っていました」。低いボールなら着弾するのも早く多少曲がっても林までいかない。「2日目ぐらいから“低い球プラン”を立てていました。林に行くこともほとんどなく、アイアンショットが良かった。多少距離が残ってもフェアウェイから打てればと、それがいい結果になりました」。自信のあるアイアンショットでチャンスを演出し続けた。

そのアイアン力の向上に練習量の増加を問われるも「減りました。全然やってないですし、練習自体あまりやってないです」と意外な回答。「アプローチとパットはやりますが、ショットは 19 年からフル出場の中では、今年が一番やっていないと思います。やることが分かっていて闇雲にやる必要がないし、チェックもできますから」と核心を得ている。大会週は朝の練習以外に一度も打撃練習場へ行かなかった。チェックポイントの詳細については「教えないです」と避けたが、ギアや打ち方など「全部です」と話す。

比嘉のキャディバッグの中身は、3勝目の「Shinhan Donghae Open」と全く同じ。それだけ手に馴染む盤石なセットである。一つ気になったのはアイアンのシャフトと51度から下の3本のウェッジの種類が異なることだ。

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