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劇的イーグルでギリギリ予選通過の田村光正が「61」で急浮上 史上4人目快挙に挑む

劇的イーグルでギリギリ予選通過の田村光正が「61」で急浮上 史上4人目快挙に挑む

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年5月21日 18時02分

薄氷の予選通過から急浮上 30歳・田村光正が記録的大逆転Vを狙う
薄氷の予選通過から急浮上 30歳・田村光正が記録的大逆転Vを狙う (撮影:福田文平)
ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント 3日目◇21日◇取手国際ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)◇6804ヤード・パー70>

きのうの第2ラウンド、東コースのアウトから出た田村光正は15番ホールのティショットでOBを打ってダブルボギーとし、この時点でトータル1アンダー。残り3ホールで予選通過ラインは4アンダーと絶体絶命のピンチに追い込まれた。「残り3ホール、まだ希望がある」と気持ちを切り替えて16番パー3でバーディを奪うと、「17番は絶対にイーグルを取ってやろう」と心に決めた。

絶好調! 「61」の田村光正がこの笑顔【写真】

最終18番パー4は475ヤードと距離が長く、「18番でバーディを獲るより、17番のイーグルの方がイメージは湧きました」。17番は373ヤードのパー4。ティショットを強振するとピンまで残り49ヤード地点までボールを運ぶ。「グリーンまで見に行ってラインを読みました。40ヤード地点に落として、2〜3カップスライスするラインでした」。狙い通り40ヤード地点に落ちたボールは、右に曲がりながらカップに吸い込まれた。

劇的なイーグルでトータル4アンダー・57位タイとカットライン上で予選を通過すると、第3ラウンドのこの日は、勢いそのままに9バーディ・ボギーなしの「61」。今平周吾と並んでこの日のベストスコアであり、自身のツアーベストを3打更新。トータル13アンダーまで伸ばして、首位と6打差の10位タイに急浮上した。

「何かを変えたわけではないのですが、終始落ち着いていて、普段のプライベートラウンドみたいな感じで楽しくできました。落ち着いてできた理由は……、それが分かったら僕はもっと強くなれると思います(笑)。とにかく上しか見ていなかったです」。順位的なこともあるが、自分でも不思議な感覚で18ホール回れた結果だという。

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