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実は構造が「似たモノ」同士!? 『ステルス』と『ローグST』を比較分析してみた【ギア豆知識】

実は構造が「似たモノ」同士!? 『ステルス』と『ローグST』を比較分析してみた【ギア豆知識】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2022年3月7日 19時44分

フェースを軽くするメリットは、余った重量をヘッドの違った部分に持ってきて、性能をコントロールできること。実際、テーラーメイド『ステルス』では、ヘッド後方に重いウェイトを持ってくるなどして、高い慣性モーメントを実現している。

では、キャロウェイの『ローグST』はどうか? キャロウェイと言えばAIがモデルごとに最適な構造を導き出したという「AIフェース」を『EPICフラッシュ』シリーズの頃から採用している。当時、『EPICフラッシュ』シリーズのドライバーの分解サンプルなどを見たことがあるが、独特な厚みのあるフェースになっていて、他メーカーの薄い板のようなフェースとの違いをすごく感じたのを覚えている。

チタン製でしかも厚みがあるのは、最新の『ローグST』シリーズも同じ。これだけ聞くと『ステルス』に比べてかなり重いフェースになっていそうだが、今回分解サンプルを取り寄せてフェース部分の計量を行うと約30グラムという結果だった。『ステルス』の測定範囲がわからないので一概に比較もできないのだが、実は『ローグST』にもかなり軽量なフェースが搭載されていたのだ。

そう考えてヘッド全体を見ると、『ローグST』もフェースを軽量化した分、ヘッド後方にタングステンの重いウェイトを積み、高慣性モーメント化されていることがわかる。大きな枠組みで見たら、『ステルス』と『ローグST』はフェースを軽く、ヘッド後方を重くという同じコンセプトで開発されたドライバーだということが見て取れるのだ。

さらに、『ステルス』の「貫通型スピードポケット」やプラスのみに搭載された「スライディングウェイト」と『ローグST』の「スピードフレーム」も、重量配分という点で見ると両モデルの共通点だと言える。そもそもヘッド内に上記のような構造を作ると、それだけで多くの重量がそこに配分されるからだ。

いずれも「フェースをたわませる」といった性能を持たせる構造だが、ヘッドの前方に重量を配分し、重心位置を最適化させる狙いもあるのだろう。このように、ヘッドのどの部分に重量を持たせるかという意味で、『ステルス』と『ローグST』は非常に似ている。

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