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「イーグルからダボまである」 13番パー4でのワンオン狙いは3日目100%! 最終日はどうなる

「イーグルからダボまである」 13番パー4でのワンオン狙いは3日目100%! 最終日はどうなる

配信日時:2021年11月21日 09時00分

「予選ラウンドのティからグリーンエッジまでの実測は280ヤード強。決勝ラウンドは少しティを前に出しています」。渡辺がいうように、3日目はティマークが7ヤード前に出され、グリーンエッジまでの実測は273ヤード。「ドライバーを持っちゃうと、1オンする可能性は本当に低くなる。左の林の上から見えないグリーンに打っていくしね。前に出したのは3番ウッドで打てる選手を増やす意図です」と渡辺は話す。わずか7ヤードだが、ドライバーではなく3番ウッドで届く選手が増えたことで、グリーンを狙いやすくなったのだ。

予選ラウンドでティを前に出さないのは「待ち時間がなくなって日没の関係でやりづらい。決勝ラウンドは人数が少ないからできるんです」という理由がある。

最終日のピンポジションは昨年と同様に右手前に切られ、ピンまでの実測は280ヤード。「2日目のようにピンを左に切れば切るほど、木を越えにくくなるから1オンを狙いにくい。右手前に切ったのは一番“2”(イーグル)が出やすいから。追いかけるほうは絶対に1オンを狙うし、そうなれば守るほうも簡単には守りにくい」と渡辺は意図を説明する。

では、3日目終わって単独トップに立っている木下は、13番のマネジメントをどう考えているのか。3日間ともドライバーでの1オン狙いで、初日は13番でバーディを奪ったが、2日目と3日目はパーに終わっている。

「ティショットがきのうは左の林、きょうは右の林で1オンは難しい。確率を考えるとレイアップしたほうがチャンスにつくかなと思いました。状況にもよりますけど、1オンを狙うメリットはあまりないかな。あした(最終日)は刻むと思います」と木下は話す。最終日は木下の選択にも注目したい。

最近は日本のトーナメントでも1オン可能なパー4が増えてきた。「日本よりもアメリカツアーが先にやり始めたと認識しています」と渡辺。続けて、「日本って変な言い方をすると『無謀』とかいう言葉で、チャレンジする人間をあんまり評価しないお国柄。人と違うことをやることも好まれないし、リスクを冒すことがあまり好まれる国ではない。アメリカはリスクを覚悟して攻めていくことが好まれる国。日本もだいぶそっち側に近づいてきたのかな」と語る。

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