金谷拓実は21年の『コンバインテスト』で世界トップ5にランクイン!
■弾道計測器はその日の調子を見るバロメーターになる
多くのプロは各番手のキャリーを見ている。植竹勇太は「自分の番手ごとのキャリーを見ています。その日の気温や風で数字は変わってくる。特に大事なのは58度のウェッジです。フルショットでは85ヤード。50、60ヤードのコントロールショットで自分の距離感が出ているかを確認します」と話す。
比嘉一貴も「100ヤード以内のウェッジの距離感を見ています。いつもの感覚と今の感覚とのズレがないかどうか。1ヤードのズレはOK。もし4ヤードとか違っていたら、いつもより上から入っているのかとか打ち方を疑います。18年の冬に買って、もうトラックマンを使うのはルーティンですね」と、その日の調子を確認するのが習慣となっている。
今季2勝を挙げて現在賞金ランキング2位につける木下稜介もまた、トラックマンとは別の弾道計測器、『GCQuad(クワッド)』をマイナビABCチャンピオンシップから使い始めた。「朝の練習場では170ヤード以内のアイアンのキャリーを見ています。その日の気温に対しての振れ感がわかるので、番手選びに影響しますね」と、当日のコンディションによってプレーの仕方を変えている。