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最終18番でドライバーが痛恨のロストボール チャン・キムに何が起こった?

最終18番でドライバーが痛恨のロストボール チャン・キムに何が起こった?

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2021年4月25日 17時23分

チャン・キム、18番で痛恨のミスショット 「迷いながら打ってしまった…」
チャン・キム、18番で痛恨のミスショット 「迷いながら打ってしまった…」 (撮影:米山聡明)
関西オープンゴルフ選手権競技 最終日◇25日◇有馬ロイヤルゴルフクラブ ロイヤルコース(兵庫県)◇7103ヤード・パー71>

最終日の優勝争いはチャン・キム(米国)と星野陸也の激しいつばぜり合いとなった。キムは前半を3バーディ・ボギーなしのトータル15アンダーで折り返し、この時点では2位の星野に2打差をつけて完全に試合の主導権を握っていた。なのに、なぜ星野に優勝をさらわれてしまったのか。

懸命な捜索もボールは見つからず…【写真】

「バックナインは風が強くてタフだった。タフなホールに限ってアゲインストだった。最後の5ホールは木も多くて、風を読むのが難しかった。低い球を打つのも得意じゃない」とキムは振り返る。

10番まで4つのバーディを積み重ねて順調にスコアを伸ばしていたキムが、初めてボギーを打ったのは12番。そこから前半の隙のないゴルフが嘘のように、14番、16番でもボギーを叩いて、ついに星野に逆転を許した。この日初めて1打ビハインドとなり、350ヤードの17番パー4でキムは勝負をかける。

キムは19年シーズンにはドライバー平均飛距離315.83ヤードマークするなど、同部門で3度1位に輝いた飛ばし屋。ほとんどの選手がティショットを刻む17番でドライバーを抜くと、しっかり振り切ってグリーン近くまで運び、きっちり1メートルに寄せてバーディ。しかも、キムがこのパー4で狙っていたのはバーディではない。「1打ビハインドだったから、できればチップイン・イーグルが獲りたかった」。狙い通りではなかったが、星野をとらえて最終18番ホールを迎える。

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