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「自分の心音が聞こえるくらい緊張した」 “新婚”稲森佑貴が激闘を制して日本OP2勝目

「自分の心音が聞こえるくらい緊張した」 “新婚”稲森佑貴が激闘を制して日本OP2勝目

所属 ALBA Net編集部
谷口 愛純 / Azumi Taniguchi

配信日時:2020年10月18日 18時19分

日本OP2勝目を果たした稲森佑貴 4日間オーバーパーなしの安定感が光った
日本OP2勝目を果たした稲森佑貴 4日間オーバーパーなしの安定感が光った (撮影:佐々木啓)
<日本オープンゴルフ選手権 最終日◇18日◇紫カントリークラブ すみれコース(千葉県)◇7317ヤード・パー70>

日本一曲げない男が、日本オープンの舞台で再び力を見せつけた。首位と1打差から出た稲森佑貴が谷原秀人を逆転。2018年大会に続いて、ナショナルオープンで2勝目を勝ち取った。

18番で決めた! 渾身のガッツポーズ【大会フォト】

「チャンスがある」と迎えた最終日。前半はなかなかチャンスを決められずにオールパーで折り返し。「我慢していればいずれバーディが来る」と耐えていたが、12番で先にボギーを喫する。だが、そこでも気持ちが折れること無く、13番でバーディを奪ってバウンスバック。優勝の2文字が目の前に降りてきたのは終盤だった。

勝負が大きく動いたのは17番パー4。単独首位を走っていた谷原がバンカーに捕まりボギーを叩く一方で、稲森は3m弱のバーディチャンスにつけた。「絶対に(パットを)入れてやろうと思ったら、上を通り過ぎてやってしまったなと。ここが一番悔しかった」と単独トップとはならなかったが、トータル4アンダーで谷原と並び首位に立った。

「最後のロングを獲った人が勝つ」と迎えた最終18番パー5。フェアウェイキープ率トップを走ってきた稲森らしからず、ティショットは右のファーストカットへ。谷原も稲森と同じく右に行ったが、木が視界を遮るラフに入った。

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