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「あとに続いてもらうために」男子ツアー“再開”のトリガーとなったエキシビションマッチ

「あとに続いてもらうために」男子ツアー“再開”のトリガーとなったエキシビションマッチ

配信日時:2020年7月7日 12時00分

新規大会開催発表に出席したJGTO青木会長、副会長の石川遼やゴルフパートナー社長の石田純哉氏
新規大会開催発表に出席したJGTO青木会長、副会長の石川遼やゴルフパートナー社長の石田純哉氏 (撮影:ALBA)
いまだ中断が続いている国内男子ツアー。6月17日(水)の日本ゴルフツアー機構(JGTO)臨時理事会で、8月20日(木)から開催予定だった「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」で再開を目指すことを発表したが、同大会も中止が決定し、いまだ再開の目途はたっていない。

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「再開する」と断言できないところに、スポーツ界が抱える深刻な問題が浮かび上がる。興行と考えれば一刻も早く再開したいが、少しでも感染者が増えれば世の中の風潮的に強硬な舵をきるのははばかれる。これまでに経験したことがない準備にも追われる。ゴルフ界のみならず、スポーツ界の流れとしては「どこが先陣を切るか」という様相にもなっているが、JGTOにとって大きかったのはセガサミーカップの前に手を挙げたところがあった点だろう。

「JGTO共催ゴルフパートナーエキシビショントーナメント」。本来は7月8日(水)から5日間の日程で、日本初のプロアマ形式戦「ゴルフパートナーPRO-AMトーナメント」として行われるはずだったが、ツアー外の2日間競技としての開催が決定し、6月5日に発表された。

まずは率直に、なぜ先陣を切ろうとしたのか? そこにはエキシビションとはいえ、大会主催者の強い思いがあった。“ツアー再開”という目的に加え、一般ゴルファーも含めた、業界全体の再始動のきっかけになればと考えていた。株式会社ゴルフパートナー執行役員、大会実行委員長も務める川崎康史氏が語る。

「弊社はゴルフを生業としている企業。本大会が業界の再始動のきっかけになればと考えていました。何しろ、プロの方々もつらい時期を過ごしている。ゴルフ企業がスタートを切らないと、なかなか後には続いてもらえない。プロの方々に試合をしていただかないと、一般のアマチュアプレーヤーもゴルフを楽しみにくいでしょうから」

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