遼、目指すは“優勝”の2文字！「いいイメージでプレーができている」

＜三井住友VISA太平洋マスターズ　事前情報＞◇10日◇太平洋クラブ 御殿場コース(7,246ヤード・パー72)

　国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」が11日(木)に静岡県の太平洋クラブ 御殿場コースを舞台に開幕する。この日はプロアマ戦が行われ石川遼はコースを入念にチェック、「すごくやりすいですし、グリーンだけではなくて他も素晴らしい状態。いいショット、いいパットを打てばご褒美をもらえる。やりがいがあるように感じます」と最高の状態に仕上がったコースに最大級の賛辞を送っていた。

石川遼の今季のプレーを1打速報で振り返る

　タイガー・ウッズ（米国）からヒントを得て、先週の「WGC-HSBCチャンピオンズ」から取り組んでいるスイング改造の経過は良好で「自分が思っていたより全然まっすぐ行ってました。アイアンの距離感も思ったより良かったです」と好調をアピール。まだ練習場で振るときとまったく同じようには振れていないらしいが予想以上の仕上がりで、この日も8つのバーディを奪取。「いいイメージでプレーができているのは間違いないです。あとは初日の気持ちの持って行き方ですけど、やはり優勝の2文字を目指して初日からプレーしていこうと思います」初日からエンジン全開で今季3勝目を狙いにいく。

　石川はプロアマ戦では元巨人軍のプロ野球選手、桑田真澄氏らとラウンド。桑田氏からメンタル面についてや「どんどん失敗してくださいといいました。失敗から何かをつかんで大きくなってほしい。プロとしてフォーム改造とか聞かれましたけれど、野球をやめるまで『これでいいのか』と思いながら続けてきた。いいものは吸収して、悪いものは捨てる。進化した石川選手を見てみたい」などとアドバイスを受け「改めて思ったのは、やはりスポーツ界のほかのスポーツの選手でも経験が非常に豊富な方とお話をする機会というのはとても大切」と大いに刺激を受けた様子だった。「自分がまだまだ経験したことがないことを、他のアスリートの方々がたくさん経験していることを聞けよかったなと思う。これは将来に生きてくると思います」一流のアスリートからもらった言葉を胸にさらなる飛躍を誓った。