猛威を振るった台風19号はテレビ塔をも傾かせた【写真】
14歳で単身渡米して腕を磨いた貞方は、2003年に米ツアーに参戦経験を持つ。08年に日本ツアーに本格参戦後、幾度となく優勝のチャンスが訪れたが、いまだに優勝カップには手が届いていない。ブリヂストンオープンは“夢の舞台”の挑戦権と初優勝というダブルのチャンスだった。
「2日目の段階で短縮競技になることは予想できていました。少しでも伸ばして上位につけたいと思っていた」。第2ラウンドは全選手中ベストスコアとなる「63」をマーク。構えを修正したことが奏功し、22パットというパッティングが牽引して思い通りに順位を上げたが、最終的には天候には勝てなかった。
「日曜日できたらなって思っていましたけど、(台風19号の被害など)仕方ない状況ですからね。やっていたら勝てたかも知れませんし、勝てなかったかも知れない。それは分かりません。ああいう(優勝の)チャンスはなかなか巡ってこないので、プレーしたかったのが正直なところ。周りからも『惜しかったね、あと1打』っていわれますが、(ZOZOは)0.1打ですよ(笑)。気持ちを切り替えて今週がんばろうっていうだけです」
週が変わった14日、日本オープンの舞台となる福岡県の古賀ゴルフ・クラブで9ホールの練習ラウンド終了後、ジャンボこと尾崎将司が相談役を務めるNPO法人「JUMBO スポーツソリューション」が主催するジュニア育成イベント「ジュニアゴルフレッスンサーキットin九州」(アコーディア・ガーデン福岡)に参加。出水田大二郎、香妻陣一朗、藤島豊和、藤島晴雄、谷口拓也とともに、ショートゲームのデモンストレーションやレッスンを行った。
