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松山英樹以来の快挙ならず 大学の後輩・米澤蓮が猛追の2位

松山英樹以来の快挙ならず 大学の後輩・米澤蓮が猛追の2位

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2019年5月12日 18時19分

<アジアパシフィック ダイヤモンドカップ 最終日◇12日◇総武カントリークラブ 総武コース(千葉県)◇7333ヤード・パー71>

アマチュアのプロツアー優勝が現実味を帯びた最終日。ローアマチュア賞どころか、この日のベストスコアタイの「68」をマークした東北福祉大2年の米澤蓮が、トータル2アンダーでホールアウト。最終組の上がりを待った。

大魚は逃したが…ローアマ獲得でカップを掲げる米澤【写真】

トップスタートの浅地洋佑が最終ホールでパーセーブを果たし、1打差で米澤の快挙は実現しなかったが、「優勝まであと少しでしたが、2位という成績でローアマを獲得できたのは非常にうれしいです」と苦しげに吐露。大魚を目前で逃したのだから、複雑な心境は当然だ。

14番以降で3バーディを奪う猛攻。「ガマンしていたらチャンスはあるかなと思っていましたが、優勝は意識していませんでした」としながらも、プレーオフの可能性を残してホールアウトした後は、「落ち着けなかった」と、練習場に行っても練習グリーンに行っても「気になって練習にならなかった…」。初めての経験に「ドキドキした」と、振り返った経験は、自信にもなったが、同時に課題も見つかった。

狭く硬いコースはプロをも苦しめるほどだったが、「飛距離と方向性の両立が自分には足りない」と、今回の成績を満足感に変えることはない。「次のチャンスで今回の反省を生かして、また頑張りたいです」。松山英樹以来のアマチュア優勝はお預けとなったが、コチラも大学の先輩で「マスターズ」出場を果たした金谷拓実らとともに、伸び盛りの19歳の活躍が、今後の日本アマチュアゴルフ界のレベルを押し上げることになりそうだ。(文・高桑均)

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