<ニュージーランドオープン 事前情報◇25日◇ミルブルック ・ゴルフリゾート(ニュージーランド)◇コロネットC(6936ヤード・パー71)、リマーカブルC(6784ヤード・パー71)>
身長185センチで2023年の「日本アマ」覇者。昨年11月にプロ転向したばかりの大型新人・中野麟太郎がニュージーランドから今季をスタートさせる。
昨年はプロ転向後「三井住友VISA太平洋マスターズ」(49位タイ)と「ダンロップフェニックス」(予選落ち)に出場。それ以来のプロ3戦目となる。久しぶりに公の場に現れた中野は、体がますます大きくなって見えた。
「オフはトレーニングにちょっと費やしまして…大台越えました。お腹もきちゃって」と苦笑いを浮かべるが、太モモや背中回りを中心とした上半身はさらに大きくなったことは一目で分かる。JGTOのプロフィールには「90キロ」と書かれているが、「96キロぐらいはありました」とそこから100キロ越えを果たした。
体重増量はスイングの安定感が目的だ。「もともと下半身は大きかったんですけど、それに比べると上半身が細かったんです。上と下のバランスをよくすることでよりスイングの再現性も高くなると思っています」。ダイナミックなスイングから繰り出されるショットはピカイチだったが、さらに精度を高めて26年シーズンに臨む。
今季初戦に選んだのは、アジアンツアーと豪州ツアーの共催大会。日本ゴルフツアー機構(JGTO)がパートナーシップを結ぶ大会で、中野のほか20人の日本勢が出場する。「この大会は僕にとってゆかりがあります」。2年前の今大会、予選会を突破して本戦の出場権を獲得。日本では珍しいプロアマ形式(中野にとってはアマアマ形式)と初めての経験に「楽しかった」と振り返るが、スコアは2打足りずに予選落ち。
それでも大会の雰囲気はすぐに気に入り、プロとしてこの舞台に戻ってこられたことはうれしく思っている。「2年前は、すごく悔しくて。今回はリベンジです。でもその後に出た『東建ホームメイトカップ』で4位タイに入れたり、その時の経験が生きたなって思っています」。異国での経験が国内ツアーで優勝争いをする糧になった。
今季は「(国内で)年間2勝以上を目指して、早い時期に勝ちたい」と大型ルーキーらしい目標を掲げる。「今週はオフ頑張ってきたことを見せる意味でも結果を残したい。出るからには優勝が目標です」と話す。26年シーズンをいい年にするためにも、ニュージーランドでいいスタートを切りたい。(文・小高拓)
