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竹安俊也の日本勢最上位発進を支えた“かかと体重”と“鬼嫁”「この試合で人生変えてこい、と」

7アンダーの2位発進を決めた竹安俊也。好スコアの裏には“かかと体重”と“鬼嫁”?

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2025年5月8日 18時57分

<インターナショナルシリーズ・ジャパン 初日◇8日◇カレドニアンGC(千葉県)◇7116ヤード・パー71>

2016年、当時24歳だった竹安俊也はアジアンツアーに足を踏み入れた。「全部ひとりで転戦していたんです。現地でキャディを手配したり、ホテルも飛行機も自分で。“よく生きていたな”と。(危ないことは)なかったけれど、ぼったくりは何回もありましたね」。

【写真】竹安俊也が使用するパターを接写!

単身で2年ほど、アジア各国を転戦し、技術を磨いた。決して整っているとはいえない環境で過ごした日々は、確かな財産になっている。「その経験が今のタフさにつながっているのかな。メンタルのトレーニングになった。(転戦が)上達につながっています」。そして今回、アジアンツアーの高額賞金シリーズが日本で初開催。日本ツアーメンバーとして出場し、ボギーフリーの「64」をマーク。日本勢最上位の7アンダー・2位で滑り出した。

プロ10年目の昨季、賞金ランキングは自己最高26位に入り、最終戦「日本シリーズJTカップ」に初出場した。オフにはパフォーマンスチャートで唯一“くぼんでいた”パッティングの強化にフォーカス。「いっぱい練習して、クラブの知識も増やした。それが今のパターにつながっていて、うまくハマっています」と、今季の平均パットは7位につけている。

見直したのは、アドレスの仕方。これまでは「めっちゃ近かった」とボールに近く構えていたが、今は手元にゆとりを作ることを意識している。「これまではつま先体重でストロークがしにくかったけれど、いまはかかと体重にして、ヒザを曲げずに伸ばしながら(構えている)。スペースができてストロークしやすくなりました」。体重配分は7:3くらいだという。

開幕戦「東建ホームメイトカップ」から、かつて作ってもらったというオデッセイ『ホワイトホットOG ♯2M』パターを投入。構えやすさを改めて気に入り、グリップ下に鉛をつけてバランスを調整した。

好調の要因は、これだけではない。「『この試合で人生を変えてこい』と言われました」と、“鬼嫁”にハッパをかけられている。今大会で優勝すれば、アジアンツアーメンバーになることができ、さらにインターナショナルシリーズ全10試合でのポイントランキング1位の選手には、LIVゴルフの出場権が与えられる。まさにゴルフ人生の転機になり得る試合だ。

ちなみに、竹安の愛妻が『竹安の鬼嫁管理アカウント』として運営しているインスタグラムでは、愛のムチ(?)として、夫を叱咤激励する投稿が並べられている。きょうの好発進で、鬼嫁は満足してくれるだろうか…。

「仮にきょうが良くても、あしたダメになるのがゴルフ。優勝はしたいですけど、目指してできるもんじゃない。自分のプレーをするだけなので、結果的に優勝できるようにします」。残る54ホールに向けて気を引き締めた。(文・笠井あかり)

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