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170ヤードを7番アイアンで! 飛ばし屋・渡邉彩香はマネジメント重視の“絶対に左に曲げない球”を打っていた

残り160~170ヤードはグリーンに乗せたいけれど、ミスも出やすい難しい距離。使うクラブはアイアン、UT、FWと選択肢も多岐にわたるが、女子プロたちはどの番手を選び、どのように打っているのか? プロコーチの奥嶋誠昭が解説する。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年12月29日 11時15分

残り160~170ヤードはグリーンに乗せたいけれど、ミスも出やすい難しい距離。使うクラブはアイアン、UT、FWと選択肢も多岐にわたるが、女子プロたちはどの番手を選び、どのように打っているのか? 今回は、「大東建託・いい部屋ネットレディス」で3年ぶりの優勝を果たした渡邉彩香のアイアンスイングをプロコーチの奥嶋誠昭が解説する。

【連続写真】高いトップからアウトサイド・イン軌道で振り抜く! 左に曲げない渡邉彩香のアイアンスイング



渡邉選手は、160~170Yを7番アイアンで打つなど圧倒的な飛距離を誇ります。アマチュアには真似しづらい番手選択でしょう。

ただ、彼女は、高いトップからタテ気味にクラブを下ろし、フォローでは左に振り抜く。アウトサイド・イン軌道で右に曲がるスライスを打つんです。フェースもほとんど返さないので、スイングに左に曲がる要素は皆無。右に曲がる球を打つことに集中しています。

アイアン・UT・FW で共通して言えることは、曲がる方向が一定ならコース攻略の大きな武器になる良い例だということです。ぜひマネジメントの参考にしてみてください。

■渡邉彩香
わたなべ・あやか/ 1993年生まれ、静岡県出身。国内ツアー通算6勝。長身を生かしたダイナミックなスイングを武器に、今季3年振りの復活優勝を挙げた。大東建託所属。

■解説:奥嶋誠昭
おくしま・ともあき/ 1980年生まれ、神奈川県出身。ツアープロコーチとして多くの選手を指導。スイングメカニズムやクラブの構造を熟知し、科学的なアプローチで効率的な上達をサポートする。



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