1位 声を出しながら打つ
川満:声を出しながらインパクトするには、ダウンスイングから声を出していく必要があります。ダウンスイングで声を出すことによってお腹に力が入るので、インパクトで伸び上がるのを防ぎ、前傾キープのまま振ることができるんです。程よい力感で振れるからヘッドスピードも上がったと思います。伸び上がりに悩んでいる人は試して損はないと思います。ただ、練習場では他の方に迷惑にならないよう気を付けてくださいね。
大谷さん:複雑なことをするわけじゃないので、思考がシンプルになってスイングに集中できました。この直前に教えていただいた“仙骨”を意識したことも、ヘッドスピードアップにつながったのかもしれません。
川満:声出しが一定の効果があるのは間違いないと思いますが、ドリルを組み合わせたときに相乗効果が生まれる可能性は確かにありますね。今回、大谷さんはこのような結果になりましたが、人によっては違うものが一番ヘッドスピードアップを上げられることもあるので、ぜひ試してみてくださいね。
■解説 川満陽香理
かわみつ・ひかり/ 1987年生まれ、沖縄県出身。2011年に下部ツアー『ANA プリンセスカップ』でプロ初勝利。2021年の『九州みらい建設グループレディース』で10年ぶりの勝利を挙げた。GOLF5所属。
■大谷秀雄さん
おおや・ひでお/60歳、ゴルフ歴27年、平均スコア84。ゴルフ大好きアマチュア。飛距離不足に悩む