短いショットでも振り抜くことが大切
ボーケイ:スティーブ・ストリッカー、ジョーダン・スピース、ジャスティン・トーマス。それに、タイガー・ウッズの全盛期は別格のウェッジ巧者でした。往年のプレーヤーでは、セベ・バレステロスはウェッジを自在に駆使して活躍しましたね。
菊地:どんなところがすばらしいのでしょうか?
ボーケイ:彼らは皆、想像力豊かにウェッジを操っています。また、距離が短くてもしっかり振り切っている点も共通しています。短いショットでも、スイングにスピードがあれば芝にひっかかることはないし、ウェッジの性能を引き出せるんです。それに、左7:右3の体重配分で構えるのも共通点ですね。
菊地:私は左6:右4のイメージで構えていました。左7:右3の体重配分を早速試してみます!
ボーケイウェッジこそアマチュア向きだ!
ボーケイ:ロフトやバンスのバリエーションを増やしています。それぞれのニーズに合うように開発しているため、自分にマッチするモデルが必ず見つかるはずです。
菊地:私はボーケイウェッジにやさしさを感じ、実際に助けられていますが、アマチュアゴルファーの人などからは、「難しいウェッジを使っているね」といわれることがあります。
ボーケイ:確かにそう思われている部分がありますね。しかし、プロや上級者だけが使えるウェッジを作っているわけではありません。オートマチックにやさしく打てるウェッジも作っているので、アベレージゴルファーの皆さんにはそういうモデルをお薦めします。絵理香さんのようにフワリと上げてキュッと止まるアプローチが打ちたい人にこそ、ぜひ試してもらいたいですね。
菊地:貴重なお話を聞かせていただき、勉強になりました。ありがとうございました。