100を切るにはつまらないダボを防ぐこと。ドライバーでOBを一発打つだけで2打損をする。コース内に収まるくらいのドライバーの精度があれば100は切れるのだ。ドライバーは14本のクラブの中で最も長く、振り遅れやすい。だからこそ、バックスイングからフェースが開かないように気を付けることが重要になる。
インサイドから入れようとすると、振り遅れやすい
インサイドから入れようとすると、体が早く開いて振り遅れやすい
ボールをつかまえるために必要なのがインサイドからクラブを入れることですが、そのときに起こりやすいのが振り遅れです。原因はテークバックでインサイドにクラブを上げるとき、フェースが開いてしまうから。長さがあるドライバーのフェースを開くと、クラブが寝る動きが強くなるので、今度は戻す作業が必要になるのです。
シャットに上げれば、スクエアに戻しやすい
手先を使わずにフェースをボールに向けたまま上げる意識を持つと、フェースが開かない。すると、インパクトでフェースをスクエアに戻しやすい
だからこそ、フェースをボールに向けたまま上げる動きが、スライスを出さないためには効果的です。フェースを開かずにシャットに上げることで、ダウンスイングでクラブが寝る動きが防げる。結果、インパクトでフェースがスクエアに戻ってきたつかまったボールが打てるのです。
フェースを閉じながら上げると、クラブが寝ないので、体の開きも抑えられる
目崎澄
めざき・きよし/73年生まれ、群馬県出身。高校卒業後にゴルフを始め、11年にPGAティーチングプロライセンスを取得した。現在は、群馬県にあるレーサムゴルフ&スパリゾートのアカデミーでヘッドプロを務める。ゴルフ場ならではのコースレッスンが人気