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トップまでは完璧なのに…

トップまでは完璧なのに…

配信日時:2013年7月25日 11時53分

 たくさんの人達がトップまでは完璧なのにダウンスイングでスイングを崩しています。飛球線後方から見ていると、腕の上げ方、クラブの上げ方が素晴らしく、トップの形も良いのに、ダウンスイングでクラブと腕が上がってきたラインよりも上を通って下りてきてしまうミスをしています。上がってきたラインよりも上を通るということは、アウトサイド・インの軌道になってしまっているという事です。

 アウトサイド・インはなぜ起こるのかというと、腕や上半身に力が入っていることしかありません。トップまで正しく振り上げてこれる人は、クラブが上がってきた軌道と同じ軌道で振り下ろせばインサイドインの理想的なスイング軌道にすることが出来るでしょう。トップから切り返して下ろすときに、下半身主導でダウンスイングを始めなければ正しい軌道で下ろすことは出来ません。まずは足が進行方向に体重を乗せていき、次にヒザ、次に左腰が回転していく。その時に上半身はまだトップの形をほぼキープしていなければいけません。下半身が回転し始めたら腕をボールに向かって振り下ろしていくのではなく、真下の地面方向に振り下ろしていかなければいけないのです。そうでないとボールに向かって下ろすから上げてきた軌道よりも上から下りてしまうのです。真下に下ろす時に気をつけるところはグリップエンドの向きで、グリップエンドをボールの方向に向けるのではなく、地面を指して下ろしてくるということです。この向きに気をつけないと、クラブのシャフトの傾きが、スイングプレーンよりも寝てしまうので、スライスやシャンクの原因になってしまいます。シャフトが立ちすぎていると感じるくらい大げさにグリップエンドを立てて下ろしていきましょう。

 バックスイングは、わりとゆっくり上げられるのですが、ダウンスイングでは、クラブスピードを加速させて振るためにクラブと腕に遠心力がかかるわけです。遠心力がかかると自分から見てボールの奥側に腕とクラブが持っていかれる力が働くのです。そのまま遠心力に任せて振ると、必ず、ボールの向こう側を振ることになるので、フェースのど真ん中で構えていてもインパクトの時にクラブの付け根の棒に当たってシャンクしてしまうのです。この遠心力の問題も前述のグリップエンドを地面方向に向けて振り下ろすことで解消されます。

 上半身の力みをとれば必ず良いところからクラブを振り下ろせるようになります。ついでに、前上がりの斜面で素振りをしたり、打ったりしておくと、フラットに振る感覚が身につくので、ダウンスイングでもインサイドからクラブを下ろせるようになっていきます。まずはテークバックを完璧にし、そこから同じ軌道で下ろすことを心がけて練習すると綺麗なスイングになっていきます。アウトサイド・インの軌道修正をしたい方はぜひ試してみてくださいね。

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