ゴルフパートナーが発表した2025年の年間売り上げランキング・ユーティリティ部門では、1位にピンの『G430』が入った。人気の理由や気になる価格など、現在のトレンドをゴルフパートナー藤沢長後店の店長を務める島田辰也さんとチェックしていこう。
フェアウェイウッド同様、ユーティリティでもピン人気が継続中だ。昨年10か月連続で1位を獲得し、絶対的な人気を誇る2022年モデルの『G430』が1位、3位にも常にランキングの上位に入っていた2020年モデルの『G425』が選ばれた。
人気の高さは、やさしさにあるだろう。昨季、年間女王に輝いた佐久間朱莉も「フェードヒッターなので、右ペラのミスが好きじゃないんです。ピンのユーティリティはつかまって左に打ち出しやすい」と、つかまりの良さを実感している様子。加えて、出回っている数が限られているのも、値崩れすることなく売れ続ける理由だ。
島田店長は、「ユーティリティは、まだまだ買い足す人が多いカテゴリー。ドライバーのように買い替え前提ではなく、ロングアイアンの代わりに新たに購入される方が多く、在庫量が少なくなっていきます。それでいて、気に入れば長く使い続けることも珍しくないので、買い替え周期も長くなる。評価の高いモデルに人気が集中する傾向もあると感じています」。
中古クラブの平均販売価格は、『G430』29,000円、『G425』24,000円。どちらもMAXなどの兄弟モデルはなく、ロフトで選べるのもシンプルでわかりやすい点。ネックには調整機能、ソールのタングステンウェイトで深低重心化を実現。『G430』は、軽量化されたカーボンクラウンで『G425』に比べ8gの軽量化に成功。より高さが出しやすくなっている。
ピンと人気を二分するのがテーラメイドだ。常にランキングには4〜5モデルが入り、年間ランキングでも2位に2021年モデルの『SIM2 MAX』が食い込んだ。「ピンに比べれば、やや小ぶりのヘッドサイズでソールもラウンドしていて抜けが良いのが特徴です。スッキリとしたヘッドで、顔にこだわる方でも納得できます。さらに、『SIM2 MAX』はMAXモデル特有のやさしさがあり、高さとスピンで球を止めやすいんです」。中古クラブの平均販売価格は18,000円。クラウンの白いラインでアライメントが取りやすいのも、『SIM2』シリーズの特徴で選ばれている理由だろう。
【2025中古クラブ年間ランキング(ユーティリティ編)】
1位ピン G430
2位テーラーメイド SIM2 MAX レスキュー
3位ピン G425
■解説
ゴルフパートナー藤沢長後店 島田辰也店長
しまだ・たつや/ゴルフパートナー独自の社内認定制度「中古クラブアドバイザー」は、クラブの価値を正しく見極め最適な提案をするエキスパート。欲しいクラブがあれば「まずは相談してみて」と、予算に応じてベストなクラブを見つけてくれる。
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