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地ベタからでも“つかまった高弾道” 3Wは「シャローフェース」が武器になる

地ベタから距離を稼げる3Wは、打てたら武器になるクラブだ。多くのゴルファーは難しいと敬遠してしまうが、その前に「シャローヘッド」を試してみてほしい。ロフトの立った3Wでもやさしく高弾道ボールで飛ばせて、イメージが大きく変わるはずだ。

所属 ゴルフライター
田辺直喜 / Naoki Tanabe

配信日時:2026年2月26日 10時00分

アマチュアでも「シャローフェース」の3Wを選べば、飛距離を稼ぐ心強い武器になる
アマチュアでも「シャローフェース」の3Wを選べば、飛距離を稼ぐ心強い武器になる

安心感のある顔でやさしく距離を稼げる

3Wは、地ベタから打つクラブの中で最も長く、ロフトも少ない。そのため、打ちこなすには相応のパワーと技術が必要で、アマチュアゴルファーは苦手意識を持っていることが多い。キャディバッグの中に入れていても、「どうせ打てない」と“飾り”になっているケースも少なくない。
しかし、最新モデルは3Wのやさしさが大幅に強化されている。ミスヒットでも初速が落ちにくく、しっかり打ち出し角が出てくれるので、アマチュアでも距離を稼ぎやすいクラブに進化した。Victoria Golf新宿店のゴルフクラブアドバイザー、内山和則さんは「シャローフェース」のモデルを選ぶことで、さらに3Wはやさしく距離を稼げる武器になると話す。

Victoria Golf新宿店に在籍するゴルフクラブアドバイザーの内山和則さん。たしかな知識と豊富な接客経験で、スコアアップに役立つギア選びをサポートしてくれる

Victoria Golf新宿店に在籍するゴルフクラブアドバイザーの内山和則さん。たしかな知識と豊富な接客経験で、スコアアップに役立つギア選びをサポートしてくれる

「シャフトが長い分、構えたときにヘッドが小さく見えることが3Wを難しくする大きな原因です。『シャローヘッド』のやさしいモデルは、投影面積が大きく、構えたときの安心感が強くなっています。近年人気の“ミニドラ”に近い感覚で構えられますので、アマチュアゴルファーでもやさしく打ちこなすことができます」(内山さん)

フェースを低く設計する分、クラウンの投影面積が大きくなる。ヘッドが大きく見えるだけで、アドレス時の安心感に大きな違いが出る

フェースを低く設計する分、クラウンの投影面積が大きくなる。ヘッドが大きく見えるだけで、アドレス時の安心感に大きな違いが出る

ちなみに「シャローヘッド」とは、フェースが低く設計され、平たい形状になったモデルを指している。フェースが低い分、重心も低くなり、下めヒットでもボールを持ち上げるようにして高く打ち出してくれる。また、リーディングエッジが出っ刃に見えて、ボールを拾うイメージが湧くこともポイントだ。

ボールを拾いやすく、重心の低さで打ち出しも高くなる。「シャローヘッド」は3Wの難しさをカバーしてくれるのだ

ボールを拾いやすく、重心の低さで打ち出しも高くなる。「シャローヘッド」は3Wの難しさをカバーしてくれるのだ

「3Wが使えると、パー5のセカンドで距離を稼げてチャンスが広がりますし、狭いホールのティショットでも活用できて便利ですよ。実はスコアを安定させる上で大きな武器になるクラブですので、ぜひ『シャローフェース』の最新3Wをぜひ一度試してみてください」(内山さん)

【おすすめモデル1】テーラーメイド『Qi4D MAX』

ここからは内山さんがおすすめする『シャローフェース』の最新3Wを紹介していく。1本目はテーラーメイドの『Qi4D MAX』だ。

ウッド系クラブで絶大な人気を誇るテーラーメイドの最新モデル『Qi4D MAX』

ウッド系クラブで絶大な人気を誇るテーラーメイドの最新モデル『Qi4D MAX』

『Qi4D MAX』は3Wが200㎤の大型ヘッドで、高慣性モーメントでミスヒットに対する寛容性に優れたモデルだ。『シャローフェース』とヘッド後方に重量を集中する設計によって、ネジレの少ない高弾道ボールでキャリーを出すことができる。

「高MOI&高初速設計のヘッドで、打ち出しの安定感があります。フェースの反発性能が高く、ミスヒットでも飛距離のロスが小さく抑えられます。ソールの抜けも良く、大型ヘッドでもコントロース性が高いことも特徴的です」(内山さん)

テーラーメイドのヘッドはテクノロジーが満載。ソールの「貫通型スピードポケット」によって下めヒットでも初速が出て、スピンも安定するのでキャリーが伸びる

テーラーメイドのヘッドはテクノロジーが満載。ソールの「貫通型スピードポケット」によって下めヒットでも初速が出て、スピンも安定するのでキャリーが伸びる

【おすすめモデル2】キャロウェイ『QUANTUM MAX D』

2本目はキャロウェイの最新モデル『QUANTUM MAX D』だ。ヘッド内部にウェイトを浮かせて搭載する「スピードウェーブ2.0」によって、フェースのたわむエリアを拡大。ミスヒットに対する強さを出しつつ、重心を浅く設計することで操作性も高くなっている。

ドライバーの「3層構造フェース」が話題のキャロウェイはFWも高性能。『シャローフェース』のおすすめモデルは『QUANTUM MAX D』だ

ドライバーの「3層構造フェース」が話題のキャロウェイはFWも高性能。『シャローフェース』のおすすめモデルは『QUANTUM MAX D』だ

「『スピードウェーブ2.0』でフェースのたわみ量を増やし、キャロウェイが培ってきたAI設計によって、ミスヒットでもしっかり初速が出て、弾道が安定する3Wに仕上がっています。『ステップ・ソール』による抜けの良さもあり、長いクラブでありがちなダフリを防いで飛ばせるモデルです」(内山さん)

ソールの後方にかけて段が付いた独自の形状を採用。悪ライでも抜けが良く、入射角がズレても、しっかりボールを拾ってくれる

ソールの後方にかけて段が付いた独自の形状を採用。悪ライでも抜けが良く、入射角がズレても、しっかりボールを拾ってくれる

【おすすめモデル3】コブラ『OPTM MAX』

3本目はコブラの『OPTM MAX』。オフセンターヒット時のフェース向きのネジレを抑える独自の設計とヒールにウェイトを配置するドローバイアスによって、オートマチックにつかまったボールで飛ばせるモデルだ。「FutureFit33」スリーブによって33通りのヘッド調整が可能など、他には魅力を秘めたモデルとなっている。

マットな仕上げで精悍な印象に仕上げられたコブラ『OPTM MAX』。方向安定性の高さが魅力の3Wだ

マットな仕上げで精悍な印象に仕上げられたコブラ『OPTM MAX』。方向安定性の高さが魅力の3Wだ

「『POI』というインパクト時のネジレを抑える設計で、ミスヒット時の曲がりが少なく、ボールの方向性が非常に高いです。その上でつかまりを高めていますので、スライサーでもオートマチックにドローが打てます。安心感がありつつ、スッキリした顔もポイントです」(内山さん)

2つの交換式ウェイトで弾道調整ができることもポイント。14グラムの重いウェイトを後方に配置すれば高MOI、ネック寄りならドローバイアスを強化できる

2つの交換式ウェイトで弾道調整ができることもポイント。14グラムの重いウェイトを後方に配置すれば高MOI、ネック寄りならドローバイアスを強化できる

【おすすめモデル4】ロイヤルコレクション『VX MAX』

最後にご紹介するのが、FWの老舗ロイヤルコレクションの『VX MAX』だ。“ロイコレ”らしい洋ナシ顔のまま大型化し、高・強弾道ボールで飛距離を稼ぐことができる。飛び、フィーリング、寛容性と性能バランスに優れた『シャローフェース』のおすすめモデルとなっている。

2000年代に多くの名器を生み出して一世を風靡したロイヤルコレクション。最新モデル『VX MAX』は性能バランスに優れた逸品だ

2000年代に多くの名器を生み出して一世を風靡したロイヤルコレクション。最新モデル『VX MAX』は性能バランスに優れた逸品だ

「ソール中央にウェイトを搭載することで、ヘッド軌道が安定し、強く叩いていけます。しっかり初速を出しながら、強弾道で飛ばせるモデルになっています。寛容性がありつつ、弾道コントロールもしやすいなど、使い勝手の良さが抜群です」(内山さん)

ウェイトをソール中央ややフェース寄りに配置。ヘッドコントロールがしやすく、高・強弾道ボールでキャリーを稼ぐことができる

ウェイトをソール中央ややフェース寄りに配置。ヘッドコントロールがしやすく、高・強弾道ボールでキャリーを稼ぐことができる

話を聞きに行ったのは「Victoria Golf新宿店」
新宿駅徒歩1分の好立地にあり、9フロアに渡ってあらゆるゴルフギアを揃える超大型店舗。クラブ、アクセサリー、アパレルなど、それぞれに精通したスタッフが常駐し、相談しながら購入できる
 
【所在地】東京都新宿区新宿4-1-10
【お問い合わせ】03-3352-5281
【営業時間】11:00~22:00(平日)、10:00~22:00(土曜・日曜・祝日)


撮影/近澤幸司 構成/田辺直喜

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