国内男子ツアーって、グラファイトデザインの独壇場じゃなかったの?
⇒フジクラ、国内男女ツアーで使用率1位。男『757TR』、女『569エボIV』が一番人気の中、最新『エボV』はどうなの?
PCM編集長(以下、P編) 「また、際どいところ突くね…。まぁ、でもキャリアの長いアスリートゴルファーなら、長岡のように思う人も多いか…。でも、先週はフジクラが1位だったとはいえ、他の試合を含めるとまだグラファイトデザインが1位だろう?」
PCM筒康博(以下、筒) 「ここ数年のフジクラの絶好調は、一つにはゴルファーの加齢があると思いますよ。男子プロが使うようなスペックが使えなくなって、女子プロの使うスペックがまんま参考になってきたのが、女子ツアー使用率の高いフジクラが好調になった理由でしょう」
P編 「それもあるし、販売店で売れる理由は、『スピーダー』の認知が進んでいるから売りやすいこともあるからね」
筆者 「ボクのお題を聞いてた?語って欲しいのは、アマチュアの話しではなくて、国内男子ツアーでこうなった理由ですよ!」
筆者 「そう来るよなぁ…、まぁそうだよなぁ…。う〜ん、でも本当にそれだけかなぁ…」
P編 「なんだよ、ハッキリ持論を言ってみろ。後で反論してあげるから」
筆者 「韓国や若手、1軸スイングが増えたから?」
P編 「は? それいつの話し? しかも、素人の君が見たスイングの話しだろ。それに、韓国のプロでもグラファイトデザインを愛用している人はたくさんいるぞ?」
筆者 「ボクの中では、グラファイトデザインって、『PT』とか『MJ』とか『BB』とか『DI』とか、歴代【粘り系】の名シャフトが多い印象なんですよ。もちろん、『EV』とか『クアトロテック』とか、手元が硬くて先が走るタイプのシャフトもありますよ。でも、挙動としては切り返しで粘って遅れてくるタイプのシャフトの方が多い気がします。
筒 「言わんとしてることはよく分かりますよ。『MJ』は弾き系だと感じますけど…」
筆者 「昔から男子プロって、特に左に曲がるのを嫌うじゃないですか。右にいく分には計算できるけど、左だけは嫌がる。だから、先が走って不意につかまるものより、左を消せるものの方がいい。必然的に【昔は走り系より、粘り系の優位性が際立っていた】ということだと思うんです。だから、昔からグラファイトデザインが強かったと」
P編 「スイングの見立ては分からんけど、今もそのニーズは変わってないんじゃないのか?だって、フジクラも男子ツアーで使用率1位を取ったりするのはごく最近のことじゃないか」