筒 「松山プロはステンソン選手と同タイプ」
筆者 「どこが真面目?殴りますよ?」
筒 「(無視して)例えば、ヘンリク・ステンソン選手を想像してください。松山英樹プロとまったくの同タイプだと言えますよ。クラブ選びがきちんと【本妻】を中心にしていると感じます。そして、それこそがハードヒッターの王道です」
筆者 「ステンソン?何言ってんの?ステンソンと言えば、不変の3W『ディアブロオクテインツアー』を替えないことであまりにも有名じゃないですか。松山は1Wはあまり替えないけど、3Wはコロコロ替えまくりですよ?一緒どころか真逆ですから!!」
P編 「そうだよ、珍しく長岡の言うとおりだ。筒さん、撤回して!」
多くのハードヒッターにとって、【本妻は3Wのシャフト】なんです。決してドライバーは【本妻】じゃない。むしろ【愛人】に過ぎない。ボクの師匠の後藤修先生はずっと【みぞおちを越える長さのクラブは本妻にはなり得ん!プロの本妻は3Wじゃ。ドライバーなど愛人に過ぎん!】とずっと昔から言ってましたが、これは現代でも何も変わってないはず。ハードヒッターは誰でも共通なはずです」
P編&筆者 「……。(マジで!?)」
筒 「ハードヒッターの本妻は3W。1Wは愛人に過ぎない」
替えられるわけないでしょう?3Wはハードヒッターの最大の武器ですから。ドライバーで悩まされるプッシュやチーピンが3Wで出るの?お二人のレベルでも出ないでしょ、曲がらずに250ヤード以上ティショットで打てるはず。プロならティショットでそれが270ヤード以上になります。そして、芝の上からも打てる。こんなに守りと攻めを両立するクラブって他にあります?
【3Wが本妻】というのは、古今東西ハードヒッターには共通ですよ。日本でも昔の深堀圭一郎プロの『ファイヤーソール』や、谷口徹プロの『スチールヘッド』、藤田寛之プロの『ディアブロオクテインツアー』など、事例は数えきれないです。繰り返しますが、【本妻は3W、ドライバーは愛人】なんです。ハードヒッターの男子プロになるほど、その傾向が強くなります。そして、松山プロも【本妻はDI】なんです。決してヘッドではない。だから、【愛人であるドライバーは、DIである限り、ある程度ヘッドは幅広く選べる】んですよ!!!」
P編&筆者 「…………。(大声出しすぎだし、鼻の穴広がり過ぎだって、筒さん…)」
P編 「筒さんの言い分はわかったよ。でも、一つ最大の疑問を投げかけるよ?筒さんは【生まれてこのかた、女性に対して酷いイップス】のはずだ。どうして【本妻】や【愛人】という例えをするのか?バツイチでモテないくせに。そんなワード出して、したり顔をするんじゃないよっ!!!」
筆者 「そうですよ、【本妻】論をアナタが語るべきじゃないです」
筆者 「しんみりしちゃったし、長くなったので帰りましょうか…」
筒 「はい…。帰って泣きます!」
Text/Mikiro Nagaoka