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松山英樹爆発、後半にショットとパットが噛み合う。【15アンダーの壁】まで、残り3日で「8」

松山英樹が初優勝を挙げた思い出の「メモリアル」で、初日首位タイ発進。「調子は良くない」と前日こぼしていたのに、試合に入ると別人…。今週は期待大です!

配信日時:2018年6月1日 10時54分

『M3 440』にはヒールに鉛1枚を追加

「バイロンネルソン」では2枚だった鉛が3枚に。ヒール側の白い部分の上に追加しましたね…(GettyImages)

「バイロンネルソン」では2枚だった鉛が3枚に。ヒール側の白い部分の上に追加しましたね…(GettyImages)

P編 「前回の最終日も爆発したけど、【左にいくパーツを全部変えたら、ドライバーが右にいくことになるからギアを調整する】って言ってたよね?そこは今日どうなってたの?」

筆者 「画像を見てください。『M3 440』のウェイトポジションで替えるのではなく、鉛をヒール側に1枚追加していますね

筒 「結果は狙いどおりなんですかね?ドライビングディスタンスが283.3ヤードと56位タイですが…」

筆者 「それは計測ホールでドライバーを打たなかったからでしょう。ショットトラッカーを見る限りでは、左ラフに入る回数はゼロ。FWキープ率は14回中10回の71.43%で、ほぼほぼ狙いどおりで、少し右に曲げることが数回あったレベルですね。鉛の調整は狙いどおりじゃないですか?

イーグルを取った17番も337ヤード飛ばしてますし、ドライバーで良い当たりをすると320ヤードは普通って感じでしょうね。でも、今回のミュアフィールド・ビレッジでは一度勝ってますし、3W以下でティショットする回数が多いと思いますよ」

筒 「まぁ、そうですよね。2014年に13アンダーで並んだケビン・ナ選手とのプレーオフに競り勝って初優勝して、翌年の2015年も12アンダーで5位タイに入っています。コースが毎回同じなので、攻め方は熟知してますもんね」

絶対強者なき2012年以降、15アンダー以上出ていない

2012年の「メモリアル」。この年は3勝したタイガーが「メモリアル」5勝目を飾っていました(GettyImages)

2012年の「メモリアル」。この年は3勝したタイガーが「メモリアル」5勝目を飾っていました(GettyImages)

筆者 「メモリアルって、ジャック・ニクラスが設計したコースかつホストを務める大会なんですが、ミュアフィールド・ビレッジGCの開催が変わりませんからね。今日は7アンダーが3人いますけど、そこまで簡単にはいきませんよ。絶対強者がいなくなった2012年以降、優勝スコアは15アンダーを越えていません。2011年の16アンダー以降、9→12→13(松山)→15→15→13アンダーになってます」

筒 「絶対強者って、過去この大会最多の5勝しているタイガーのことですよね?今年は復帰しましたが、初日イーブンでしたね。『ミルドグラインド』ウェッジはどうだったんでしょうか…

筆者 「それに、14年から3年連続でプレーオフでした。1976年から現在まで歴史ある大会なんですが、計7回のプレーオフがあって、そのうち15アンダーでのプレーオフが4回なんですよ。だから、ボクは勝手に【15アンダーの壁】を感じちゃいます。つまり、松山英樹はこの壁を突破できれば、かなりの勝率になると思います。初日は7アンダーだったので、残り3日で8つ以上ですね」

P編 「でも、初日爆発した選手って、2日目以降に伸ばせないことも多いよね。その点、今日はトップタイに知らない選手がいるけど、松山プロの方がコースの攻め方を知っている点では有利に働くんじゃないの?」

筆者 「どうなるかは、わかりません。松山自身が言ってたとおり、気を抜くとすぐスコアが崩れるコースみたいですから。でも、15アンダーの壁にいま、一番近いところにいるのは間違いないですね」

P編&筒 「今週末も、寝不足になりそうだなぁ…。でも、“マツヤマ無双”が見たいからしょうがないね!」

Text/Mikiro Nagaoka

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