石川遼、片山晋呉が使う『フレループ』って何！？マーク金井を直撃「負けたら勝つんよ〜」(▼▼)b

国内男子ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」の会場でこれを書いています。なぜか、練習日にクラブアナライザーのマーク金井氏が現れ、合流することに…。

配信日時：2018年4月11日 12時34分

ギア

「千葉オープンの練習日はヒザ立ち打ちもやってたでぇ〜」

マーク　「なぁ〜、ボクの言うたとおりやったやろ〜？本人に今年は６勝するって断言してもうたわ〜。ところで長岡くん、見せたるわ。こないだ石川プロが優勝した千葉オープンの練習日に行って撮った動画なんだけど、ボクもよくやるヒザ立ち打ちをやってるよね、この目的は分かる？」

筆者　「いや、だから石川遼が言ってたとおり、切り返し初期でフラットにしたいからじゃないんですか？というか、マークさん。昔からダウンスイングはクラブを立てろ！ってよく言われてきたじゃないですか。なんで寝かせるんですか？セオリーと逆じゃないの？ヨコ振りというか、フラットに振ったらアイアンショットとかどうなるんですか？」

マーク　「何を言うてんの、クラブを立てて下ろすから反動でインパクトで手元が浮くねん。勝ったら負ける、負けたら勝つのがオンプレーンスイングやろ〜」

筆者　「？？何のこと言ってるんですか？マークさん」

「ボクも昔は下手でヒザ立ち打ちでダフってたでぇ〜」（マーク金井）

マーク　「ボクがジュニアの頃からヒザ立ち打ちドリルはあるんやけど、その頃は全然できなかったのよ、ダフって地面を打ってしまってね。なんでか分かる？クラブにかかる慣性をコントロールできなかったんだよ。これは、ボクが下手だったからこそ、人に説明出来るようになったんだ。腕を水平に近くして構えると、クラブが重く感じるだろう？これは重力に負けやすい構えだから、プレーンのコントロールに役立つよ」

筆者　「ボクもこの練習だと１００％地面を打ちます…」

「切り返しで寝かす」を確認してからの、ヒザ立ち打ち…

マーク　「だろう？君もシャフトクロスして、切り返し初期に立てて下ろすタイプだよね、その後インパクト前には寝かさないと球に当たらないタイプ。このタイプはヒザ立ちで上手く打てないんだよ。レベルは全く違うけど、石川遼プロも同じで、切り返し初期に立てて下ろすと同じ傾向にある。それが分かっているから、彼も一番腕が重力で負けやすいヒザ立ちから打っているんだろうね。

普通の構えで前傾してショートアイアンを打っていると、腕が地面と垂直に近いし、立てて下ろしても問題ないんだけど、ドライバーのように腕に角度がつく長いクラブになると、最初から寝かせて下ろして、後から立てにいく、【負けてから勝つ】動きの方がインパクトの再現性が高いんだよ」

筆者　「勝ったら負けるの【勝つ＝クラブを立てる】ってことだったんですね…。【負ける＝寝かせる】ということか。わかりにくいですよ、マークさん…」

マーク　「右腕の【腕相撲で負けた形】になるよね？これが寝かせる動きだよ。切り返しの初期は負けておいて、後から勝ちにいってプレーンに乗せにいくのが石川プロの目指すところ。いったんフラットに寝かせるイメージでプレーンを外す方が、後からプレーンに乗りやすい。クラブを先に立てるより、こっちの方が遥かに効率がいいからね」

筆者　「でもマークさん、なんで『フレループ』だとこれが確認しやすいんです？石川遼も“なんの取扱説明書もないから、あくまでもボクの中のイメージ”と言ってましたが、この曲がった棒は何がいいんですか？ボクは振ったことがないんですよ」

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⇒石川遼のスイング改造と『フレループ』に何の関連が？