いつものようにティザー画像を明るく処理してみると…
P編 「おおっ、見えてきた!でも、ミズノがあくまでチラ見せしたいだけのティザー画像なのに、ここまで詳細をバラすとは本当に性格が悪いね。長岡、君はどこかの工作員か?」
筆者 「ティザー画像を公開する方が悪いでしょ。バレたくないなら、最初から公開しなきゃいいですよね?」
P筒 「これ、シルエットを見る限りでは、かなりヘッドが後ろに長く見えますよ。しかも、めちゃくちゃ深い溝が入ってますね。ホンマの新作『ビジール535』は溝の真ん中部分が浅いけど、これは均一に深く見えます。何が違うんだろう…」
P編 「どこを見てるんだよ!シャフトを見てみなよ、なんかご丁寧に画像にキラキラ感を演出しているじゃない。ってことは、シャフトに秘密があるに決まってるだろう?ココを見てくださいってことじゃないの?」
クラウンのシャローバック。これは外ブラの要素だが…
P編 「でも、『VG3』は前作に入っていた、アクティブリコイルチャンネルという溝をやめたじゃないか。シャローバックの部分しか被っていないよ?」
筆者 「まぁ、溝はそうですけど、トゥ側から見たシルエットはかなり被りますって。後ろに長くて投影面積が大きそうだし」
P編 「いやいや、『VG3』は深重心がウリで、軽量でもミスに強い慣性モーメントの大きさがウリ文句だろ。君自身がミズノのティザー画像は“浅重心で低スピンだった、テーラーの『RBZ』っぽい”って、予想したばっかりじゃないか」
P筒 「ちょっと間に入っていいですか。なんか、長岡さんと村田さんの話を総合するに、あるモデルが思い浮かぶんですけど。溝+フロントウェイト+シャローバック…。これって、昔のテーラーの『ジェットスピード』っぽくないですか?」
ホントだ!『ジェットスピード』に似てる!
P筒 「で、実際に『ジェットスピード』が誰向けだったのか?というと、ゴリゴリのアスリートモデルじゃなかった気がします。曲がらずに低重心で安定して飛ばせる、超ソフトな打感のドライバーとの印象。どちらかと言うと、ヘッドスピードが遅めの人やエントリーユーザー向けというか…」
P編 「長岡、私じゃないのが残念だけど“PCMの”筒さんがかなりいい見立てを出してくれたね」
筆者 「ですね」
P編 「ティザー画像のシルエットと溝が『ジェットスピード』に似ていることを踏まえて言えば、明らかにプロやアスリート向けではなく、上手も下手も両方使えるアベレージモデルということで間違いないと思う。しかも、『MPドライバー』は後継が出ないはずだよ、MPアイアン』をやめて『Mizuno Proシリーズ』に移行して大成功している『んだからさ。ということは、アベレージモデルの『JPX』 の後継か、まったくの新ブランドというのが濃厚じゃないか」
P筒 「あ!分かった。ダンロップの『XXIO X』に対抗してXをダブルで加えて『JPX-XX』みたいなモデルになるんじゃないですか?」
筆者&P編 「……。(そんな名前にするわけない…)」
筆者 「筒さん、せっかく『ジェットスピード』の予想までは超優秀だったのに、最後の詰めが甘いなぁ〜。大事なところですべってますよ」
P筒 「ついつい、勢いで言ってしまいました…」
P編 「でも、名前はどうあれ、絶対に第二弾のティザー画像なのか、動画なのかを出してくるはずだよ。だって、キャロウェイが『ROGUE』と思しき新作で派手にティザーの花火を上げているからね〜」
筆者 「確かに対抗心はあるでしょうね。ミズノ開発陣は『MPドライバー』の時もそうでしたが、顔や打感などのフィーリングだけじゃなく、CTやCOR値など性能にも相当な自信を持っていますから」
P筒 「楽しみに待ちましょう『JPX-XXX』を!」
筆者&P編 「……。(だから、そっち方向じゃないって…)」
Text/Mikiro Nagaoka