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PGAトッププロが好む、テーラー『P700シリーズ』をアマが打つとどうなる?全4機種の7I比較

D・J、ローズ、ラーム、マキロイ、デイ、シャウフェレ…。名だたる世界のトッププロがみなテーラーメイド『P700シリーズ』のアイアンで今年結果を出してます。このシリーズ4機種をアマが使うとどんな結果になるのか?本誌ギア担当の田辺と7Iを徹底的に打ち比べてきました。

配信日時:2017年12月15日 15時37分

世界のトッププロが使い過ぎ!テーラーメイド『P700シリーズ』
世界のトッププロが使い過ぎ!テーラーメイド『P700シリーズ』

メタルウッドカンパニーがツアーアイアンを席巻!?名だたるプロが『P700シリーズ』で結果出しすぎ!

現在世界一のD・JことD・ジョンソン(左)、世界ランク10位のR・マキロイ(右上)、世界ランク6位のJ・ローズ(右下)は皆マッスルバックがお好み!

現在世界一のD・JことD・ジョンソン(左)、世界ランク10位のR・マキロイ(右上)、世界ランク6位のJ・ローズ(右下)は皆マッスルバックがお好み!

テーラーメイドは世界一のメタルウッドカンパニーだ。PGAツアーで時に半数近い使用率を誇り、常時3人に1人が同社のウッドで試合に臨む。この当たり前の光景が今、アイアンにも広がりつつある。昨季から『P700シリーズ』が供給され、世界ランクトップ10のうち約半数がこのアイアンで結果を出しているのだ。

日本では先行して『P750 TOUR PROTO(以下、P750)』『P770』を発売、その後『P730』『P790』が揃ったが、いずれもカスタム限定発売モデルと、限定品的な位置づけ。さては上手い人限定なのか!? この世界一上手いプロたちが好むアイアンをアマチュアが打つとどうなるのか?改めて本誌ギア担当の田辺を含めた3名がテストすることに。

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筆者 「今年の始めにローリー・マキロイがテーラーに移籍して『P730』のプロトタイプを使い始めたよね。その後、元世界一のジェイソン・デイが『P750』に移行、マスターズではセルヒオ・ガルシアも『P750』で涙の初メジャー制覇。若手のジョン・ラームも『P750』で飛躍して世界ランクをかけ上がった。そうこうしてると日本でも『P750』と『P770』がカスタム限定で発売されたよね。なんで普通に売ってくれないの?もしかして上手い人限定なの?って、正直な気持ちがあったね」
元世界一のJ・デイ(左)、世界ランク4のJ・ラーム(右下)、同20位のX・シャウフェレ(右上)は『P750 TOUR PROTO』を使用

元世界一のJ・デイ(左)、世界ランク4のJ・ラーム(右下)、同20位のX・シャウフェレ(右上)は『P750 TOUR PROTO』を使用

田辺 「ちょっと今季は異常なくらい、世界ランク10位以内のプロが『P700シリーズ』に移行しましたからね。夏以降は現在世界一のダスティン・ジョンソンが『P730』のプロトタイプへ3年半ぶりに移行しましたし、ジャスティン・ローズも『P730』のプロトタイプで終盤大活躍でした。そうそう、若手はジョン・ラームだけかと思っていたら、ダンロップフェニックスにも来日したザンダー・シャウフェレも『P750』で飛躍、こちらも今季世界ランクをかけ上がりました」

筆者 「アイアンって、セットの核となるクラブだからさ、ガラッと替えたら普通はかなりプレーに影響が出そうなものじゃない。使い慣れたアイアンはスコアを直接的に作るものだから、替えづらいのが普通のプロの感覚だと思うんだけど、テーラーのプロたちは『P700シリーズ』に替えてことごとく世界ランクを上り詰めているのが謎なんだよ」

田辺 「ボクもかなり気になるので、がっつりテストしましょう。アイアン巧者のアマHさんも呼んで、アマチュアでも性能を体感できるのか?7Iを全機種借りてきますよ。平川カントリークラブでテストしませんか?」

筆者 「了解。でも、田辺は何度も2nd QTの出場経験があるよね、アマ資格を喪失してなかったっけ?」

田辺 「まぁ、細かいことは抜きにしましょう。打ちたくてしょうがないので!」

弾道計測器の結果から開示!ナイスショット3球の平均データはこうなった

筆者はヘッドスピードを落として打っています。ストレート弾道の田辺、ドローヒッターのアマH氏、フェードの筆者でテスターをバラしました
ボールは『TP5x』、フライトスコープ『ミーボ』でデータ取り
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筆者はヘッドスピードを落として打っています。ストレート弾道の田辺、ドローヒッターのアマH氏、フェードの筆者でテスターをバラしました
【テスト方法】

試打ではフライトスコープ社の簡易弾道計測器『ミーボ』を使用、『TP5Xボール』でナイスショット3球のデータを平均すると、上記のような結果に。異なるヘッドスピードごとの飛距離を確認するため、ドライバー換算のヘッドスピードでそれぞれ担当領域を決めて試打を行った。

田辺はハイストレートが持ち球で、ドライバーHS45m/s換算と少し抑えめに。アマHは中・高弾道ドローが持ち球で、通常どおりのHS47m/s。筆者はドライバー換算HS43m/sに抑え、いつも通りスピン量多めのフェードでナイスショットのみを計測した。

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