夏場のヘッドスピードは50m/s前後の筆者。冬用に使いたいのは『MAJESTYロイヤルSP』
P編 「おっ!長岡がマルマンのクラブを持ってるよ。意外だねぇ〜」
筆者 「スイング改造中でもあるので借り物のスイングですが、ヘッド、シャフト、トータルバランス的にちょっと『MAJESTY ロイヤルSP』はズルいクラブだなぁと。12万円+税と、他社の倍か1.5倍くらいの値段ですが、確実にそれに見合うフィーリングの良さがあるなぁと。本音で言うと、12万でも安いと思うくらいの完成度です」
P筒 「長岡さん、普段はヘソ曲がりのくせに、クラブ評価になると妙に真面目で正直ですね…」
筆者 「このクラブだけは認めざるを得ないでしょう。純正シャフトのフィーリングが他とは比較にならない。ピカイチです。どんだけコストかけて作ったんだろう?と打っていて感じますよ。滑らかなしなり、柔らかさの中にあるコシというか、芯のあるフィーリング。それによって、復元の速さや戻りがスピーディーなのに、コントロール性も高い。それでいて、ミスショットでも強弾道ストレートが出続けます。下手なカスタムシャフトよりも、このシャフトの硬いバージョンを5万円以上でも買いたい!とすら本気で思いますね。もちろん、ヘッドも大き過ぎず、球持ちもよく、打感もいいので悪い所を探すのが凄く難しい。46.5インチで長いですが、振り遅れも一切出ませんし、強弾道ストレートしか出ませんから」
筆者 「はい。やっぱりこのコラムでも何度も書いてるとおり、日本仕様の『GBB EPIC STAR』の純正Sは、冬でもぶっ飛ばせそうです。なぜか、アンダースペックのはずなのに、このシャフトとは相性いいんですよね…。冬にはコレ、アリです」
P編 「君は今年軽く30発以上OBした『GBB EPIC サブゼロ』を持ってるじゃない。米国仕様のアイツを。夏用のエースは『TINIT』なんだから、冬用はアレでいいじゃない。『エボ4』にリシャフトして復活もしてるんだし」
筆者 「いやぁ、やっぱり日本仕様には勝てませんよ。改めて打ってみてそう思いました」
P編 「アレ?3位はPING『G400』じゃないの?ものすごく評価してたじゃない、なぜテーラーメイド『2017M2』にしたの?」
筆者 「ここ最近言っているように、テーラーメイド以外の大手メーカー複数がCTとCORの高さを認めたからですよ。気になって改めてテストしてみると、やっぱりいいなぁと」
P筒 「アレ?そこで言えば『グローレF2』でしたよね?2017年モデルの中で一番反発性能が高いのは」
筆者 「はい。『グローレF2』もすごくいいんですが、ちょっと軽すぎますし、スピン量がボクには多すぎます。冬は風が強いから、強い球を打ちたいので、ここまでアンダースペックだとねぇ」
結局、P編も筆者も、コシとハリのある純正シャフトのモデルを選んだ
P編 「そうだね。今回全部打ってみて、各社純正シャフトの質が上がっているのは感じたよ。一昔前なら、明らかに安くコストを抑えた純正シャフトも多かったからね」
筆者 「同感です。今日は『ゼクシオテン』の純正シャフトが『MP1000』だったのが残念でした。『ミヤザキモデル』だったら、結果は変わってたと思いますね。やっぱり、王者ゼクシオの座を狙う【ポストゼクシオ】カテゴリーの『VG3』は、総重量270g強でボクや村田さんには軽すぎますよね。『ビジール535』もめっちゃ好みの打感で好きなんですが、ちょっとシャフトがソフト過ぎました」
P筒 「まぁ、長岡さんのヘッドスピードだと全部アンダースペックですから、そりゃそうですよ」