PGAツアーの優勝予想1位に挙げられた松山英樹。でも……
いよいよ開幕する「全米プロゴルフ選手権」。開催コースはこれまで「ウェルズ・ファーゴ選手権」が毎年行われてきたクエイルホロークラブだ。このコースは上がりの16、17、18番が難しく“グリーンマイル”と呼ばれている。
先日の「WGC-ブリヂストン招待」のファイヤーストーンGCのように高い樹木にセパレートされており、さらにフェアウェイが絞られ、池や小川も絡むPGAツアー屈指の難コースだといわれている。松山自身はショットが絶好調ではないことを明かしており、悲願の初メジャー制覇が一筋縄ではいかないことは当然。そこで、今回は松山のライバルたちのバイオリズムをデータから紐解こう。
一番の難敵:コースとの相性◎でドライバーが絶好調のマキロイ
毎年コースセッティング自体は変化するし、今回はメジャーのセッティングとあって厳しくなることは容易に想像できるが、このコースで変化する優勝スコアが280ストロークでも、274ストロークでも、267ストロークでも上位に来ている。
ましてや2010年に15アンダー、2015年には21アンダーと伸ばし合いの展開で2勝しており、さらに12年と14年の「全米プロゴルフ選手権」で2勝をしていることから、全米プロのセッティングは得意といってよく、攻め方を熟知しているといって過言ではないだろう。メジャー4勝で過度な重圧はないだろうが、不安要素があるとすれば長年連れ添った経験豊かなキャディと離れたことかもしれない。
また、直近5試合の成績を見ると、わき腹痛から復帰と同時にテーラーメイドのクラブへ一気に14本を替えた当初は成績がふるわなかったが、ここ2試合はトップ5に入るなど、徐々に本来の姿を取り戻しつつある。相性のいいコースでいいイメージを取り戻し、絶好調かつ他の選手を圧倒するドライバーが火を吹けば、優位に戦えることは間違いない。