連勝中の最中に3番ウッドを変更する決断
サッカーでは「勝っているチームをいじるな」という格言がある。ゴルフでは、選手によって調子の悪い時にギアを変えるタイプと、調子のいい時に色々と試すタイプがいるが、松山のように、卓越した結果を残しているセッティングを変える必要があるのだろうか。まして、それまで使っていた、テーラーメイド『ROCKETBALLZ STAGE2 フェアウェイウッド 』はこの一年間使い続け、松山のゴルフを支えたクラブだ。
もともと松山は3番ウッドを頻繁に変えていた選手。メーカーも様々で、契約先のスリクソンやクリーブランドを試すこともあれば、テーラーメイド「エアロバーナー」、キャロウェイ「RAZR X ブラック」、ピン「G25」など、プロ入り以来、かなり多くのモデルを実戦に投入している。これらのモデルは、シャローフェースなものが多いが、特別に共通点があるわけではない。おそらく、おびただしい数のクラブを試しているはずだ。
松山が変更した3番ウッドは、キャロウェイの『BIG BERTHA FUSION(フュージョン)」。基本的には日本未発売のモデルで、唯一、数量限定のフルセットのラインナップにドライバーと5番ウッドが含まれている。このフルセットはオープン価格で、ウッド・UT類が3本。アイアンが6本にキャディバッグがついて、市場では18万円弱くらいで販売されている。3番ウッドは、国内販売されていない。
